世の中は時に『思いもよらない縁』でつながっているもの。

岐阜県の養老鉄道で起きた、優しい奇跡をご紹介します。

ねこカフェ列車、ひと足先に乗り込んだ猫

ある日、養老鉄道の列車内に1匹の猫が迷い込みました。西大垣駅で一時保護された白猫は、しっぽが少し黒いのが特徴の男の子です。

提供:KAM

どこから乗り込んだかは分かりません。首輪はしていないものの、とても人馴れしていたといいます。

鉄道内では、殺処分予定の子猫などを保護し里親を探す活動をしている『こねこカフェSanctuary』と提携し、列車の中で子猫と触れ合うことを目的とした『ねこカフェ列車』を9月に開催するため、準備を進めていたところでした。

ひと足先に乗車した1匹の迷い猫は、イベントに協力している『動物保護支援団体KAM(かむ)』が一時的に預かることになりました。

『動物保護支援団体KAM(かむ)』

岐阜県揖斐郡池田町を拠点に活動中。

直接的に動物を保護する団体ではなく、動物保護をしている団体・個人の支援を目的としている。

主な活動は、チャリティーイベントなどを通して、動物達の命を救うための啓発を行いつつ、保護資金確保・支援、里親と保護動物を結ぶ機会づくりの提供である。

SNSで呼びかけ、無事家族の元へ

KAMや養老鉄道、岐阜県各務原市の保護猫カフェ『こねこカフェsanctuary』が、Facebookなどを活用し、迷い猫の飼い主さんを探すことに。

「どうか見つかってほしい」…そんな願いが通じたのか、後日、家族と思しき人から連絡があったのです!

なんと、飼い主さんいわく、長いこと行方不明になっていた猫であり、約4年ぶりの再会だったといいます。

提供:KAM

諦めかけていた愛猫とまた会えるなんて…飼い主さんも、信じられない思いと嬉しさでいっぱいだったことでしょう。

猫の名前は『てんてん』君というのだそう。彼の今後を心配していた駅員さんたちも、この結末には大喜び。

てんてん君、家族と再び暮らせるようになってよかったね!

全国初の『ねこカフェ列車』、9月に開催

2017年9月10日(日)に開催予定の『ねこカフェ列車』は、養老鉄道と『こねこカフェsanctuary』のコラボ企画。列車内で『こねこカフェsanctuary』が保護している子猫との触れ合いや、里親募集も行われます。

提供:養老鉄道

予約は満員で、残念ながら受付は終了しているそうですが、発着駅である池野駅では、猫グッズの販売など、楽しいイベントもいくつか開催されるそうですよ!

1匹の猫がもたらした今回の出来事は、多くの人の優しさや願いにより、ひと足早く『素敵な縁』を運びました。

次はどんな縁が結ばれるのでしょう…イベントの開催が、いまから楽しみですね。

[文・構成/grape編集部]