米フロリダ州矯正局から入手したマーク・アサイ死刑囚の写真(2017年8月24日入手)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米フロリダ(Florida)州で24日、約1年半ぶりに死刑が執行された。死刑囚に過度の苦痛を与えるとして薬物注射に対する批判の声が上がる中、米国内の死刑執行では一度も使われたことのない新たな鎮痛剤が採用された。

 刑が執行されたのはマーク・アサイ(Mark Asay)死刑囚(53)。フロリダ州ジャクソンビル(Jacksonville)で1987年に人種差別を動機とする2件の殺人事件を起こし、1988年に死刑判決を受けていた。

 フロリダ州矯正局(Florida Department of Corrections)によると、死刑は24日午後6時22分(日本時間25日午前7時22分)に執行された。

 フロリダ州当局が、米国内の死刑執行で一度も使われたことのない鎮痛剤「エトミデート」を含む薬物注射を採用する方針を決めたことについて、アサイ死刑囚は異議を申し立てていたが、フロリダ州最高裁判所(Florida Supreme Court)は今月、これを却下していた。

 これまでの死刑執行で使われていた鎮痛剤「ミダゾラム」をめぐっては、十分な鎮痛作用があらわれない場合があるため、死刑囚に過度の苦痛を与えるとの批判の声が上がり、大きな法廷論争にもつながっている。

 フロリダ州矯正局のアシュリー・クック(Ashley Cook)氏はAFPに対し「法に従い、裁判所の判決を執行した」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News