初の台湾製地球観測衛星「福衛5号」打ち上げ 人々の夢を載せ宇宙に

写真拡大 (全2枚)

(台北 25日 中央社)台湾初の純国産高解像度地球観測衛星「福衛5号」(フォルモサット5号)が25日午前2時51分(現地時間午前11時51分)、米カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地からファルコン9ロケットで打ち上げられた。福衛5号は約11分19秒後に分離され、打ち上げは成功した。

福衛5号は地表を観測する光学衛星で、昨年8月に引退した福衛2号の後継機。軌道に乗った後は1日で地球を14周し、2日に1度のペースで台湾の上空を通過、解像度2メートル級の観測データを送信する。これらのデータは防災や環境監視、国土の安全保障、宇宙研究などに役立てられる。

研究開発したのは、台湾の宇宙開発政策を担当する「国家宇宙センター」(国家太空中心、NSPO)。約56億5900万台湾元(約204億3400万円)の費用が投じられた。高さ2.8メートル、外径約1.6メートル。当初は2016年下半期の打ち上げが予定されていたが、延期を繰り返していた。

福衛5号を載せたファルコン9には、天灯や台北101、ラン、イネ、台湾固有種のヤマムスメなど台湾の代表的要素をあしらったイラストが描かれる。これは2015年に国家宇宙センターが全国の幼稚園児と小学生を対象に実施した絵画コンテストのグランプリ作品。作者の朱嘉尹さん(中学2年、応募当時は小学6年)によると、台湾の宇宙開発の夢が空に羽ばたくというメッセージが込められているという。

(廖禹揚、陳葦庭/編集:名切千絵)