米イリノイ州にあるケージーは、人口2700人ほどの小さな町だ。この町が次々と「世界最大」を生み出している。

その第一作となったのが世界最大の風鈴だ。

人を呼び込み、衰退止めよう

風鈴は、ケージーでパイプライン事業を営むジム・ボリンさんが、2年間かけて2011年に完成させたもの。奥さんが経営するカフェに人を呼ぶことを期待して作られたものだという。

世界最大の風鈴は、ボリンさんの期待通りの結果を生んだ。

かつてあった工場がどんどん閉鎖や移転していった結果、ケージーの人口はどんどん減っていた。ケージーで生まれ育ったジムさんにとって、町が衰退していく姿は見ていて辛かったそうだ。

町のお店を守るため、町外から人を呼んで活気づける方法として考えたのが、世界最大の風鈴だった。

世界最大の数々

ボリンさんはその後も数々の「世界最大」のものを生み出し、無償で故郷の店舗に提供した。

▼世界最大のロッキングチェア

作品の上に立っているジムさんの身長は、約188センチという。

▼世界最大の熊手は、産地直送のレストランに置かれている

▼世界最大の木靴はキャンディショップに

▼編み物専門店に置かれた世界最大の編み物棒

実際に使っている映像もある。

▼世界最大の郵便箱。横の旗が上がっているのは、郵便が入っている印。観光客が記念にここから郵便を送るそうだ

▼世界最大級の鉛筆

▼しっかりと回る巨大なコマ

観光客が来る町に

ジムさんの狙いは当たり、今ではケージーは観光客が訪れる町になったそうだ。さまざまな州から車で人々が訪れるため、それまで見られなかった渋滞も発生するようになったとか。

2016年にはイリノイ州の商務局が推進している「イリノイ・メーカー」に認定された。

▼真ん中がジム・ボリンさん

小さな町を守るためにひとりの男性が始めた大きな夢が、多くの人々を惹き付けている。