精神科医が教えてくれた、子育てが最も“楽”になる方法――夫婦愛の破壊と再生その8【第47話マンガ連載:鈴木さんちの子育て通信】

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皆さんこんにちは、Chaccoです!

漫画で読む:「夫婦愛の破壊と再生」編

新生児訪問で来てくれた保健士さんに
「育児が辛すぎるんです…!」と全てをさらけ出したワタシ。

相談の結果メンタルクリニックを紹介され、旦那ともよく話した末に一度受診してみることにしました。

――うぅ…育児ノイローゼで『精神科』とか何か情けないし恥ずかしい…
でも八方塞がりの現状を打破するには、このチャンスを逃しちゃいけないんだ!――


そう心に決め、ドキドキしながらも家族3人でクリニックへ到着。

待合室に居たら絶対『何で家族で来てるんだ?』『あのお母さんどうしたんだ?』とか詮索されるに違いない…

そう思って緊張しながら入ってみると、イメージしていた感じと違ってとてもアットホームな雰囲気でした。

待合室では皆さん本を読んだり談笑してたりケータイいじってたり…

要するに全然コチラに興味がない(笑)

むしろ意識過剰すぎた自分が恥ずかしい…!


安心して肩の力が抜けたワタシは受付を済ませると、コーディネーターさんに誘導され別室へ。

先生の診察を受ける前に、これまでの経緯を説明し、改めてうつ状態を調べるアンケートに答えたりしました。

「産後うつ」の診察ってどんな感じ?

そして遂に、「Chaccoさーん。1番診察室へお入りくださーい。」と先生の声。

ーーい、いよいよ本番だ…!ーー

緊張の面持ちでおそるおそる診察室へ入ると、
先生は白衣ではなく、オシャレな普段着で診察する女医さん。
非常にふんわりとした柔らかい物腰の方でした。


先生「こんにちはー。わ〜可愛い、2ヵ月くらいですか?(ニコッ)」

ワタシ「あっ、はい!まだ1ヵ月ちょっとなんですけど旦那に似てデカいんで…」

先生「あはは、そうなんですか。それで、今回はどうされたんですか?」


笑顔を交えながらも真剣な眼差しで話を聞いてくれる先生。
そして、なんだか近所のカフェで雑談するような雰囲気に安心したワタシ。

ーーええい、恥はかき捨てじゃあぁあー!!ーー

そう覚悟を決めると、心の底に秘めていた思いをイッキに吐き出しました。


「このままじゃ、いつか手を出してムスコを傷つけちゃいそうで怖いんです!

旦那のほうがよっぽど母親らしくて自分なんかいらないと感じるんです!

昔から人付き合いが苦手で、自分のムスコなのにどう接していいか分からないんです!」


先生はひとつひとつに「ふむふむ、なるほど」と相槌を打ちながら、ひとしきりワタシの悩みを聞いた後、ひと言。


先生「お母さんてまるで、軽い肺炎を肺ガンかのように心配しちゃう感じだと思うので、
育児してても不安ばかりが先だって疲れちゃいませんか? パンクしちゃいませんか?」


夫婦「そっ、そうなんですーーーっっ!!」

嬉しさのあまりすっかり肩の力が抜けた我々夫婦。
これまでに溜めこんでいた思いがどんどん溢れ出てきました。


旦那「僕も自分なりに精一杯、彼女のサポートはしてるんですが…それでも仕事があると無理な部分も出てくるし、頑張りすぎるとこちらにもストレスがかかってしまって…」

先生「なるほど…お父さんも家族思いで真面目な方なんだとおもいます。でも、もう人に甘えられる部分は頼って少し肩の力を抜いてもいいと思いますよ?」

ワタシ「でもお互いの両親に来てもらったときは余計に気を遣ってしまってイライラしちゃうんで誰に頼ったらいいかと…」

先生「う〜ん、それだったらファミリーサポートを利用したり、保育園だって検討してみてもいいと思いますよ?

身内に頼れる部分と、行政に頼れる部分、それぞれ違うと思うんです。

“ひとつの場所に全てを求めない”

“してもらいたいお願いは色んな人に分散させる”

それが、全員にとっても楽な方法だと思うんですよ。」

ワタシはその言葉で目から鱗が落ちました。
それと同時に、自分はまわりの人に頼るのが下手くそすぎて、“ひとつの場所に全てを求めすぎ”ていたことに気づきました。

育児、家事、悩み相談、ストレスのはけぐち、精神的安心感、その他いろいろ…自分が欲しいもの全てを、ワタシにとって唯一信頼できる旦那に求めていたんです。


先生「いま、お父さんが元気だから、お母さんのことも家族のことも支えられてますけど、長い人生これから何があるか分からないし、今後お父さんが元気が出なくなってお母さんが支える時もくると思うんですよ。
だから今だけ切り取るとお父さんも大変でしょうけど、その時々なんです。」


旦那は先生の言葉を静かに頷きながら聞いていました。
ワタシもその姿を横で見ながら『その時になるまでに、しっかり支えてあげられる人になってたい』と強くおもいました。

保健士さんと先生にもらった“処方せん”

ーー結果、ワタシは副作用の少ない軽めのお薬を処方され、定期的にクリニックに通うことになりました。

『精神科』は先生との相性や、飲むお薬との相性も大事なポイントですが、
ワタシの場合は非常にラッキーで、そのどちらも自分には合ってました。

そのお陰で、日を追うごとに症状は良くなって育児の不安も軽減していきました。


…しかし、一番大きかったのは、
育児が辛くなった時に、保健士さんやクリニックの先生の顔を思い浮かべて

『自分には困ったときには力になってくれる人がたくさん居るんだ』

と思えた事です。

そして、『いつか旦那に安心して頼ってもらえる人になりたい』というささやかな目標を持てたことも頑張る原動力になりました。

頼って、頼られて、『もちつもたれつ』が上手に出来ることが、その人の生きる強さになのかな…

そう気づいたワタシは、まず『頼り上手』になる!と奮起。

旦那以外の人の協力を得るための作戦を立てる事にしました。


※もちろん肺炎も大変な病気なので、症状が気になったらお医者さんかかりましょう!

つづく