米クリスチャン・サイエンス・モニターは20日、「経済成長が環境を悪化させた後、中国はやる気満々に環境保護実験を展開する」と題する記事を掲載した。写真は青蔵高原。

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米クリスチャン・サイエンス・モニターは20日、「経済成長が環境を悪化させた後、中国はやる気満々に環境保護実験を展開する」と題する記事を掲載した。

過去数十年間、気候変化、過度の放牧と人間の活動は青蔵高原に持続的な自然環境悪化をもたらした。現在、中国は保護実験を展開し、三江源地域でペンシルベニア州とほぼ同じ大きさの初の国家公園を建設する予定だ。それと同時に、中国は全国で一連の国家公園実験拠点の配置を行っている。スタンフォード大学の生物学教授Gretchen Dailey氏によると、これらの措置および中国が実施したほかの大型環境プロジェクトは、中国で今まで見たことがなかった自然への投資だという。

経済発展を重要視した時期から数年後、中国は経済の急速な成長が環境破壊およびそれがもたらすリスクを意識し、環境への態度を変えた。中国と世界にとって、今回の実験は環境保護、温暖化への対抗、中国の結束力を高めるという面で重要な意義を持っている。

2020年に開放予定の三江源国家公園は世界第二の国家公園となる。ユニバーサル・スタジオの創始者の一人は、「米国は100年かけて現存の国家公園システムを構築した。中国のスピードなら、25〜30年で米国の現在のレベルに達するに違いない」と語った。

だが、14億人の人口を有する中国にとって、人間と自然の間に調和を作ることは大きなチャレンジだ。中国は切迫する問題を解決しなければならない。どうやって観光ブームが国家公園の生態システムを脅かさないことを保障するかというのはその一つだ。また、現地住民の生活にどんな影響をもたらすかというのも考えざるを得ない問題だ。一番熱く議論されるのは、他所からの人の流入が現地住民に利益を与えるかどうかという問題だ。中国政府は、同公園が現地住民に1万7000人分の就職チャンスを提供すると示し、さらに一家族の少なくとも1人を森林保護員として雇うと承諾した。(提供/環球網・編集/黄テイ)