22日、韓国・SBSは、通常は建物1階の目立つ位置にある出入り口がどこにも見当たらない、不思議な構造のマンションが、韓国中部の堤川市に新たに建てられたと報じた。写真は韓国のマンション(資料写真)。

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2017年8月22日、韓国・SBSは、通常は建物1階の目立つ位置にある出入り口がどこにも見当たらない、不思議な構造のマンションが、韓国中部の堤川(ジェチョン)市に新たに建てられたと報じた。

真新しいマンション棟が12並ぶ堤川の団地。すでに入居契約も始まっているが、一部、市から建物の使用承認が下りていないという。12棟のうち、約360世帯が入る予定の5棟の構造がおかしなことになっているためだ。現地に出向いた記者が周りをぐるりと一周してみても、あるのは各戸の窓ばかりで、建物に入れる出入り口がない。そこで見つけた地下への外階段を下りてみると、地下駐車場の車用進入路のすぐ横に、小さな扉があった。なんとこの扉が、マンションに出入りするための唯一の出入り口だという。

入居予定の男性は「車が通る所を人が行き来するのはとても危険だ。火災発生時とか、緊急避難する場合に狭い扉一つで出入りしないといけない」と不安を口にし、別の入居予定者からも、「1階に新たに出入り口を設けないなら入居しない」と反発の声が出ている。

施工会社は「住人にとって不便な設計になった」ことは認めながらも、「敷地自体が傾斜地だったためやむを得ない措置だった」と説明、入居予定者らの「世帯数を増やすためエントランス部分をつぶしたのではないか」との指摘を否定している。

市は入居予定者と施工会社の合意が成ってから建物の使用を承認する方針としている。

このリポートに、韓国のネットユーザーからも「鶏小屋みたいだ」「刑務所かと思ったよ」「これは海外でもニュースになるレベル」と驚きの声や、「驚きとかを通り越して本当に危険。火事になったら住民は死ねということ?」「こんな所に住んだら駄目!元気な人まで病気になっちゃう」など危険性を指摘するコメントが寄せられている。

また、施工会社のやり方について「自分はどうせ住まないからって、この適当すぎる建て方はありなの?」「どうしたらこんな発想が生まれるんだ?」「誰が考えたのかも問題だけど、下のスタッフも指示通り造っちゃったってことだよね?」「曲がりなりにも完成したところが不思議」と、もはや理解を超えているとの指摘も目立った。(翻訳・編集/吉金)