若手抜擢に積極的なハリルホジッチ監督は「どこかのタイミングで経験を積み始めるのも必要だ」と語った。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 ワールドカップ最終予選の2試合(8月31日/オーストラリア戦、9月5日/サウジアラビア戦)に向けたメンバー発表会見の席で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が日本のサッカー文化に苦言を呈した。

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 センターバックに若手が多いが不安はないか、といった趣旨の質問を受けた同監督は「日本では若手を信頼して使うのが少し欠けているかもしれません。私にはあまり理解できない部分です。そういった状況では、無意識に若手にプレシャーを与えることになります」と厳しい表情で語った。
 
 就任から約2年5か月、日本人の気質に振れた指揮官の率直な感想なのだろう。ハリルホジッチ監督はさらに、「私は違う。17歳でも出場に値するなら使う。もちろん、より経験のある選手が望ましいかもしれないが、どこかのタイミングで経験を積み始めるのも必要だ」とし、「日本には年配者を尊重する伝統があるのは知っている。しかし、そういった状況が苦しいという選手もいるかもしれない」と力を込めた。
 
 もちろん、今回の2連戦で若手を起用すると明言したわけではない。あくまで一般論として、日本の「伝統」に苦言を呈しただけだ。ただ、今回のオーストラリア戦やサウジアラビア戦のようなビッグマッチでチャンスが与えられれば、若手にとって大きな”経験”になるのは間違いないだろう。大胆な抜擢はあるのか。指揮官の采配に注目だ。