【全文その2】ハリルホジッチ監督、日本代表メンバー発表会見。杉本健勇について語ったこと

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8月と9月に行われるワールドカップ予選に向け、27名の日本代表メンバーを発表したヴァイッド・ハリルホジッチ監督。

会見は日本サッカー協会のYoutube公式チャンネルで生中継された。

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今回は、その代表メンバー発表会見の全文をお届け。

あまりの長文になるため、前編と後編の二記事に分けてお伝えする。

※できる限り口語のまま掲載

ヴァイッド・ハリルホジッチ(日本代表監督)

守備的ミッドフィールダー:

長谷部 誠(フランクフルト/GER)
山口 蛍(セレッソ大阪)
井手口 陽介(ガンバ大阪)
高萩 洋次郎(FC東京)

「長谷部が復帰したということは嬉しいですね。我々にとっては重要な選手です。

長い間怪我をしていましたが、復帰してたくさんの試合をこなし、コンディションもトップフォームに近づけています。

たくさんのゲームをプレーしました。もしかしたら多すぎると言えるくらいプレーしていますので、少し体を休ませながらコンディションを取り戻してもらいたいと思います。

長い間いませんでしたので、たくさんのゲームをプレーしてしまうと今度は筋肉系の問題が発生する可能性がありますので、上手く休みを挟みながらコンディションを取り戻してもらいたいと思います」

「そしてJリーグの選手、ホタル、井手口、高萩。

非常にしっかりしたプレーを見せてくれていますけど、例えばホタルにはより攻撃のプレーを見せてもらいたいと思っています。身体的な特徴、テクニックを考えればもっとできると思います。

井手口もここ最近、ずっと安定したプレーを見せてくれています。

我々が選手を見て評価しますけれど、常に最も高い評価を受けていました。ボールを奪いに行ける選手だと思います。積極的にデュエルに行くタイプだと思います。また同時に、ボールを持ったら右足でも左足でもパスを出せる選手です。

まだ若い選手ですね。若い選手に自分を表現する場を与えることに関して、私は恐れていません。

そして高萩です。フィジカル的にも非常に興味深い選手で、今回入ってきています。

まだ守備の面で修正点はいくつかあるかもしれませんが、例えばプレッシャーやそこへの出だし。そういったところを修正しなければいけないかもしれませんが、良いグラウンダーのパス、ゲームのビジョン、視野の広さも持っていて、海外でプレーすることによって経験もあります。

こういった次のような試合の経験がない他の選手と比べれば、ストレスが少ないかもしれません。そういった理由で彼が今回メンバーに入っています。

より攻撃的な中盤ですね。何人かは復帰しています。

攻撃的ミッドフィールダー:

小林 祐希(ヘーレンフェーン/NED)
柴崎 岳(ヘタフェ/ESP)
香川 真司(ドルトムント/GER)

清武が怪我をして長い間いないという状況、シンジが怪我をしてしまっていたという状況。そのような心配があるポジションなんですけど、そこに入ってきているのが例えば小林祐希です。

彼はレギュラーとしてゲームに出続けていますし、そういった海外でのリズムにも慣れています。さらに性格も強いです。

そして彼がプレーした場合も、問題なくプレッシャーに順応できると思います。中盤での数少ない左利きでもあります。左利きはあまり多くないですね」

「そして、ガクの復帰も喜ばしいことです。

スペインに渡り最初少し順応に時間がかかりましたけど、ここ最近の2試合も私はチェックしました。非常に興味深いプレーをしていました。

そしてさらに良いプレーができる選手だと思っています。そういった能力を持っていますし、素晴らしい性格を持っています。ですので、彼の復帰は嬉しいですね。

そして、シンジ。心配もありましたが、今コンディションを取り戻しているところです。

まだ出場時間は長くないですけれど、今回呼びました。そして彼の状態を直接見て、どうするのか決めていきたいと思います。

FWですね。これは右です。

右ウイング:

浅野 拓磨(シュトゥットガルト/GER)
久保 裕也(ヘント/BEL)
本田 圭佑(パチューカ/MEX)

アサノ、クボ…若い選手たちですね。

彼らはゲームに出続けています。決定力では少し足りない部分があるかもしれませんけども、得点の決定機にはたくさん遭遇している選手たちです。そういった場面で、代表に来た時に決定力をさらに上げてもらいたいと思います。

そして本田圭佑。少しシンジと同じような状況です。

心配でしたが、トレーナーが現地に行って彼を見てきました。この前の試合で彼は交代で入って点も取りました。

ただ、たくさんのゲームをプレーしてきているわけではありません。シンジと同じように直接見て、どういった状態なのかをチェックし、どういった役割を与えるのかを考えたいと思います。ただ、彼らの存在自体がチームにとって重要だと思います。

そして今紡いでいる物語というのは、1,2人のものではなく、このグループがワールドカップに向かって進む物語です。

そしてここにもFWが3人です」

左ウイング:

乾 貴士(エイバル/ESP)
武藤 嘉紀(マインツ/GER)
原口 元気(ヘルタ・ベルリン/GER)

「上の2人はゲームに出続けています。武藤は真ん中でプレーしたりもします。

でも彼はここに入っているように、いくつかのポジションがこなせると思います。オーストラリアのDFに対して、彼のスピードはおもしろいかもしれません。

ゲンキはポジション、コンディションの両方を取り戻すのに今頑張っているところです。

しかし、今シーズンは移籍のことなども少し影響しているのかもしれません。ですので、彼には早めの決断を下しながら行動するようにとアドバイスをしました。そういったことでも悩みがありました。

しかし彼は常にフィジカル的に良い状態であるということは毎回見ていますけれど、クラブと関係のところはクラブと彼の間の問題です。

そして真ん中のFW3人です。

センターフォワード:

岡崎 慎司(レスター/ENG)
杉本 健勇(セレッソ大阪)
大迫 勇也(ケルン/GER)

開幕から2戦連続で点を取っている岡崎の状況は嬉しいですね。

そして杉本がおります。

以前にも杉本の話をしたことがありますけれど、2年間ずっとチェックし続けている選手で、非常に質が高い選手だと思います。さらに体格もあるという珍しいタイプの選手です」

「そして、彼自身も進化してきていると思います。フィジカル的にも良くなっていますし、ポジションも変わって今は真ん中でプレーしています。

問題が全くない状況だと思いますけれど、2年前からずっと追跡していて非常に良いプレーを見せています。少し波があった部分はあるかもしれないですけど、こういうふうに呼べるのは嬉しいことです。

サッカーの高い質、テクニックを持っている選手だと私は信じています。彼は意欲的にしっかりこれからもトレーニングをし続ければ、本当に良い選手になれると思います。

そして大迫勇也です。彼も少し心配していた選手です。

10-12日間くらい別メニューを行っていましたけれど、ここ1週間はトレーニングに合流していますし、試合にも出そうです。

メディカルの報告を受けていますけれど、ポジティブです。そしてその前の段階でプレシーズンの準備もしっかり行ってきていますので、トップフォームを早めに取り戻すことができるという状況だと思います。

今回9人のFWを呼んでおります。その中から全員を見た上でスタメンを決めていきたいと思います。

効果的なプレーをするということが今回FWに求められると思います。そして誰が点を取るのかではなく、勝つことが重要です。

以上が今回の招集リストですけど、何か問題があれば呼ぶためのバックアップの選手もいます。たくさんの怪我人がいますので、私はその点は心配です。

イラク戦の時も怪我によって不在の選手が何人もいましたので、役割を変えたりチームの形を変えたりということも行ってきました。

我々のプレーの連続性、継続性というものを考えるとそこが心配ですけれど。以上です」