主演の山本美月

 歌手のchayが主題歌を歌う、Amazonオリジナルドラマ『東京アリス』の完成披露試写会が24日、都内でおこなわれ、主演を務めた女優の山本美月をはじめ、トリンドル玲奈、朝比奈彩、高橋メアリージュン、大谷亮平らが出席した。

 ドラマは、『クローバー』『月と指先の間』で人気の漫画家・稚野鳥子さんによる少女コミック『東京アリス』が原作で、電子書籍を含むシリーズ累計210万部を記録するヒット作。人生の岐路に立つ同級生4人組のリアルな姿と恋愛模様を描く。全12話の連続ドラマ。

 買い物が好きな主人公のOL・有栖川ふう役に山本美月。駆け出しの漫画家・羽田みずほ役にトリンドル玲奈。生粋のお嬢様・円城寺さゆり役に朝比奈彩、クールな女医・桜川理央役に高橋メアリージュン。さらにドラマ『逃げるは恥だか役に立つ』(16)でブレイクした大谷亮平がふうの上司であり、冷徹で容赦ない仕事から“アイスマン”と呼ばれる奥薗慎二役で演じる。

 この日舞台挨拶に登壇したのは山本、トリンドル、朝比奈、高橋、大谷、そして監督を務めた瀬田なつきさんと菊池健雄さん。まずそれぞれが挨拶する中で山本は「素敵な原作をベースにとてもお洒落でキラキラした全世界の女の子が楽しめる世界観になっています」と語った。

完成披露試写会に出席した左から、菊池健雄監督、朝比奈彩、トリンドル玲奈、山本美月、高橋メアリージュン、大谷亮平、瀬田なつき監督

 山本、トリンドル、朝比奈、高橋が演じた役柄はそれぞれ個性的なキャラクター。そのなかで選ぶなら誰が良いかという問いに大谷は「選べませんね。昨日から考えたけど」と“逃げ腰”。そんな大谷を山本は「当たり前に私(ふう)じゃないですか」と笑顔と迫ると、大谷は「撮影していても男心をくすぐる」として「ふうちゃん」となかば押され気味で選ぶと、山本は「(男心を)くすぐりました」とにこやか。

 その山本は撮影中の秘話として「大事な所で私の名前じゃなくて、円城寺って呼んだ」と大谷のNG場面を明かすと、大谷は「カットがかかっても気付かなかった。しかも2回間違えた。つい円城寺って言いたくなる。『ふう』って短いじゃない」と弁明。これには高橋らからも「『ふう』って言いやすいでしょ」とツッコミが入った。

 大谷が演じた奥薗は、冷徹で容赦ない仕事から“アイスマン”とも呼ばれているが、朝比奈は大谷を「アイスマンという印象ではない」と語ると、山本は「凄い天然、恐ろしく天然なんです」と暴露。朝比奈は「ムードメーカー」とフォローするも、山本は、劇中で使用していた携帯電話の待ち受け画面のカピバラを「モモンガって言ってた」と追い打ちをかけた。

 これに大谷は「ここ最近流行っていたから…お洒落な動物は…」としどろもどろ。そんな攻勢気味だった山本にも天然の要素があったようで、朝比奈は「美月ちゃんもインスタグラムでカピバラの写真を上げていたけど、アルパカって書いてあった」とツッコみ。そうしたやり取りを終始、一歩引いてみていたトリンドルは「天然ですね」とおっとりとした口調で締めた。

 終始笑顔が絶えなかったこのイベントはほかにも、ツイッターで寄せられた女性からの恋愛相談に、登壇者が応じる場面もあった。

 最後に山本は「短い時間でしたがありがとう。25、26の女の子って凄く悩める時期だと思うんですね。私は同世代の女の子と撮影する機会があまりなくてこうして4人で撮影して皆同じようなことで悩んでいるんだなと分かって、安心できたので、ぜひ、悩めるアラサー女子のために、この作品が少しでも皆様の心をなにか救ってくれたら嬉しい」と語った。

 なお第一話は第二話は8月25日からAmazonプライム・ビデオで独占配信される。【取材・撮影=木村陽仁】