今夏の準備期間では、ヘルタ・ベルリンのパル・ダルダイ監督はリヴァプール戦でも、ネフチ・バクー戦でも、そしてガラタサライ戦でも、ジナン・クルトに出場の機会を与えることはしなかった。その理由について、指揮官は「彼に対して不満を感じているし、それを彼自身も理解している」と説明。

バイエルン・ミュンヘンの下部チームから昨年冬に加入した若手MFだが、しかし度重なる負傷などにも見舞われここまでトップチームでは2試合のみ出場。下部チームでも昨季は4部相当7試合のみの出場にとどまった。

そして迎えた今夏の準備期間では、クルトはオーバーウェイトの状態でチームと合流しており、さらに一次キャンプではかかとの負傷に見舞われて離脱。ヘルタは同選手を手放す姿勢はみせていないが、ダルダイ監督は「私にとってはメンタリティが最も重要なファクターなんだ」と述べている。

現在はU23へと送致されており、いまのところはベンチで過ごす日々を過ごしているところだ。ここまでの流れを見る限りは、ヘルタでの将来性はすでに感じられないようにも見えるが、しかしマネージャーのミヒャエル・プレーツ氏は異なる見解を示している。

「ジナンは今季もここでプレーすることになる。獲得時に期待していたところまで持っていきたい。確かに一時はいい流れにあったし、トップチームへ定着しそうになっていたんだ。」しかしクルトはその矢先に足首を負傷。結局これまではヘルタ加入後、ブンデスでの出場は2試合のみにとどまった。

プレーツ氏は「彼は大きな才能を持っているが、しかしもっとも重要なことは、そのポテンシャルを活かそうという断固たる決意を持つということだ。プロでやっていきたいのかどうか自問自答すべきだよ。我々のタスクは、彼を救うべく最善を尽くすことにある。また軌道に戻れるようにね。我々は彼を見捨てない」と言葉を続けている。