指揮官の信頼が厚い長谷部のスタメンは”鉄板”だ。(C)SOCCER DIGEST

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 日本代表が8月24日、ロシアワールドカップ・アジア最終予選のオーストラリア戦(8月31日)、サウジアラビア戦(9月5日)に臨むメンバーを発表した。
 
 中盤では、今年3月に右膝を負傷し、離脱していた長谷部誠(フランクフルト)が復帰した。頼もしい主将の帰還に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「長谷部(誠)の復帰は嬉しいですね。重要な選手ですから」と喜びを露わにしている。

「怪我をしていましたが、復帰してからたくさんの試合をこなしトップフォームに近づいています。ただ疲れが溜まっているため、少し身体を休めながらコンディションを取り戻してほしい」と指揮官は言う。

 直近のリーグ戦2試合でフル出場したため、疲労は溜まっているだろうが、コンディションは上向いており、オーストラリア戦のプレーも問題はないだろう。「重要な選手」と言うように、指揮官も先発で起用するはずだ。

 そこで気になるのは、このキャプテンの相方に誰を選ぶのか、だ。
 
 候補者は、C大阪の山口蛍、G大阪の井手口陽介、FC東京の高萩洋次郎の国内組3人。
「Jリーグの選手も非常にしっかりしたプレーを見せてくれている」と言う指揮官は、まず山口の名前を挙げて次のように語った。
 
「蛍にはより攻撃的なプレーを見せてほしい。身体的な特長やテクニックを考えればもっとできる」

 山口に対する期待は高く、現状に満足していないようだ。より高いレベルに達してほしいという"親心"が厳しい評価につながったのかもしれない。一方でポジティブな言葉を並べたのが、井手口についてである。
 
「ずっと安定しているので、高い評価を与えている。デュエルに強くボールを奪いにいけるタイプ。またボールを持ったら右足でも左足でもパスが出せる。まだ若い選手だが、自分を表現することを恐れていない」
 
 また、高萩に対しては「フィジカル的にも非常に興味深い。守備の面で修正点がいくつかあって、プレスの出だしは修正が必要」と守備面の課題を挙げたものの、「ただ、良いグラウンダーのパス、ゲームのビジョン、視野の広さに加え、経験もある。こういった大一番では、経験がない選手と比べてストレスが少ないだろう」と計算できる駒と見ている。

 勝てばワールドカップ出場が決まるとあって、選手たちには相当な重圧がかかるだろう。三種三様の人材のなかから、指揮官は誰を選ぶのか。オーストラリア戦のスタメンに注目したい。