メンバー発表を行なうハリルホジッチ監督。自身への批判にも言及した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本サッカー協会は8月24日、ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のオーストラリア戦(8月31日/埼玉)とサウジアラビア戦(9月5日/ジッダ)に向けた日本代表メンバーの発表記者会見を行なった。
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 メンバー発表の席に登壇したハリルホジッチ監督は、「(オーストラリア戦は)我々全員にとって大事な、他の試合とは違う大事な試合。愛国心や誇り、そのようなものがたくさん、この試合には絡んでくる」と、勝てばワールドカップ出場が決まる8月31日の試合を国の威信を賭けた戦いになると強調。「だからこそ、日本代表が好きな人たちには、この試合に勝つために応援してもらいたい」とサポートを呼びかけた。
 
 一方で、メンバー選考にあたっては、負傷が伝えられていた選手やいまだ所属先が確定しない選手がいるなど、とりわけ海外組のコンディションが懸念材料となっていたためか、「たくさんの困難な状況があり、今まででリストを作るのが一番難しかった」と、その苦しい内幕も明かした。
 
 また、現状ではグループ首位に立つものの、ドローに終わった6月のイラク戦では選手起用を巡ってハリルホジッチ監督に批判が集中。その采配を疑問視する向きもあるが、「最近、批判も耳に入ってきている。私にプレッシャーを掛けてきている状況もあるが、攻撃されればされるほど、批判が多ければ多いほど、私はそれに応えるために強くなる」と、強気の姿勢を崩さない。さらには「この試合では選手たちにサムライになってもらわなければならない。しっかり勝利を求めてもらいたい」と、選出された選手たちにもメンタルの強さを要求した。
 
「歴史に残る試合を作りたい。ワールドカップ出場を決める試合、(予選での)オーストラリアに対する初めての勝利。そうしたものをチャレンジとして捉えたい」と語った指揮官。やや逆風に晒され気味のなかで、ワールドカップ出場のチケットをしっかりとその手で掴み取ることができるだろうか。