液体だから安全!? ペットボトルのお茶は腐るのか

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ペットボトルの飲み物は、食べ物と違って液体なので、「腐る」という概念がない方も多いのでは。夏場は喉が渇くため、手軽に水分補給ができるペットボトルの飲み物にお世話になることも多いだろう。しかし、開封してから数日も温度の高いところで放っておくと腐ってしまうことも。「教えて!goo」でも「ペットボトルのお茶は腐るのか?」と疑問を寄せる声が見られたため、今回はペットボトルのお茶が腐ってしまうメカニズムを考えてみたいと思う。

■実際に腐らせてしまった人が多数!

「教えて!goo」に寄せられた意見を見てみると、どうやらみなさん、実際に腐らせてしまったことがあるようで、その体験談を寄せる声がいくつも見られた。

「腐ります!ペットボトルのお茶を口をつけて飲み、残っているものを長い間部屋に放置していたら、中にカビの塊ができていました。車の中など高温になるところが特に良くないみたいです」(tarankoさん)

「腐りますよっ!っていうか腐ってました。私は先月の話しですが、500mlのお茶なんですが、自分の飲みかけを部屋において3日間放っておいたら、緑茶がウーロン茶のような色になりました」(hanakohanako23さん)

たとえばミネラルウォーターの賞味期限は、500mlで約1年、1.5L〜2.0Lで約2年と言われている。しかし、これはあくまでも未開封の状態である。開封してしまうと、微生物や細菌、空気中の有機物が入り込んで、どんどんと腐りやすくなってしまうようだ。

■腐らせないようにするには?

そのため、腐敗を危惧して以下のような、対策を寄せる声も集まっていた。

「室温に置いていたものなら、腐っている可能性が高いと思います。未開封なら室温でも日持ちしますが、一度開けてしまうと雑菌が入りますので、私の場合は、冷蔵庫で保管していても、2〜3日で飲みきるようにしています」(tomato24さん)

「部屋の温度にもよると思いますが、この夏場に冷蔵庫に入れない状態で、口を一度開けたペットボトルのお茶は1日で飲みきってしまう方がいいと思います。私は以前、500ミリのペットボトルのお茶を半分だけ飲み、そのまま忘れて1週間ほど真夏の部屋においてたら(かばんの中にずっと入ってた)、みごとカビが生えてました」(sydney924さん)

特に夏場は温度が高く、食べ物と同様に傷むスピードも早い。そのため、冷蔵庫で保存をしたり、なるべく直茶日光を避けるなど。ほかにも、直接ペットボトルに口をつけて飲まないようにしたほうが、微生物や細菌は繁殖しにくいだろう。

■口をつけたら、1日で飲み切ったほうがよい

ちなみに専門家の見解はいかがだろうか? 料理講師の武田桃枝さんと、同じく料理講師の熊谷真由美さんが、アドバイスを寄せてくれているためご紹介したい。

「直接飲むと菌が入ったりするので当日に飲み切るほうがいいですね。コップに移して飲むなら翌日でもおいしくいただけます」(武田さん)

「蒸し暑いときは、腐敗に必要な温度と水があるので、足が速いですよ。しかもペットボトルに直接口をつけているなら、なおさら腐りやすいです。口をつけず、冷蔵庫にいれば3日はもつと思います」(熊谷さん)

直接口をつけているなら、1日で飲み切る。余って日数がだいぶ経ってしまったものは、飲まないほうが賢明かもしれない。ちなみにお茶よりも安全そうな水の場合も、腐ってしまうメカニズムは上記と同じである。

夏場は食べ物だけではなく、飲み物も傷みやすい。ペットボトルのお茶だからと安心せず、くれぐれも保存に気をつけて、おいしく飲みたいものだ。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)