探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の相談者は、平田恵美さん(仮名・30歳)。彼女の職業は霞が関にある省庁に勤務する、東大卒のスーパーエリートです。依頼が来たのは、深夜1時にかかってきた電話でした。

「交際中の彼が不審な行動をしているんです。今、全く連絡が取れなくなってしまって。もしかしたら、誰かに連れ去られたのかもしれません」と電話の向こうで泣いており、かなり取り乱していることがわかりました。私たちは、身辺警護の仕事も受けているのですが、その多くは依頼者の方の思い込みです。そのことをお伝えすると、「明日、相談にお伺いします」と言って、電話を切りました。

その翌日の夕方、依頼者・恵美さんは、横浜の事務所にやってきました。冷徹そうな女性が来るのかと思っていましたが、やってきたのは広瀬すずさんにそっくりな、キュート系の美人。メイクは薄く清楚な印象で、ジャケットの下には、白のオフショルブラウスを着ており、鎖骨と肌の美しさにドキッとしました。

「昨日はすみませんでした。あの後、彼とは連絡が付いて、泥酔してバイト先のお店で寝ていたことがわかりました。私の彼はお金にも女性にもだらしなく、不審な行動が多いのです。25歳から5年間も交際しているので、彼に対する執着があるというか、結婚相手としてはかなり微妙なのですが……。私が今の仕事を続けていれば、結婚はできると思っているんですけれど、肝心の彼が結婚どころか、私との将来について何も考えていない様子なんですよね」

浮気を思わせる謎な行動はあるけれど、ホレた弱みで交際を続け、見て見ぬふりを続けてきたと言います。

「平日の夜に、全く連絡がとれなくなったり、土日はLINEの既読さえつかなくなったりしたこともあるんです。女性だけでなくお金にもだらしがなくて、借りてはいけないところから借りてしまう経験もあったので、きっと“ウシジマくん”のような人から取り立てにあっているのかも……と心配になることも。今は複数のバイトをきちんとこなしているから、お金に困ってはいないと思いますが、不安なことが多くて」

恵美さんの彼の本業は、インディーズバンドのギタリストだった

「なんでそんなダメ男と付き合うのかと、友達にも言われるのですが、高校時代から好きだった人なんです。彼は私が卒業した地方の進学校の2学年先輩。地元の有名なバンドで、ギターを弾いていたのですが、東京に来てからは様々なバンドを転々としつつ、小さなライブハウスで演奏活動を続けています。彼のSNSからライブ情報を知り、何度か通ううちに告白して、恋愛関係になりました。顔も本当にきれいでかっこよくて、私にはもったいないくらいの人なんです」

恵美さんは目を潤ませて語ります。しかし、彼はファンの女性からもモテるし、性格もチャラい。

「欲に流されやすいというか、おそらくファンの女性とも、ワンナイトくらいのことはしていると思いますが、本命は私だと思っています。同郷ですし、生活が苦しい話など、彼女じゃないと言えないような恥ずかしいことを打ち明けてくれて、私も今までに100万円ほど彼に渡しています」

昨日は2日間連絡が取れず、珍しく取り乱してしまったとか。警察に言うわけにもいかず、探偵に連絡をしたそうです。

「でも、ふと我に返って冷静に考えたのですが、彼にとって私は本当に本命なのかと思うようになりまして……。交際当初は夢中でしたが、3年ほど前から、“この人と真剣につきあっても幸せになれない”と感じることが増えて、慎重になろうと努力をしていたのですが、そろそろ限界かもしれません。5年も付き合っているのに、彼の自宅には1回しか行ったことがないんですよ。実は来週、彼は“父親の定年祝でハワイへ家族旅行に行く”と言っているのですが、それも怪しいと思うようになりました。ホントに両親と行くかどうか、調べてください」

モテる職業・3B(バンドマン、バーテンダー、美容師)の男性は、実際に女性からの誘いも多い。彼らの交際相手から、浮気調査の依頼が入ることも。

国際線のゲートに消えていったのは、両親と血縁者ではないある女性だった……〜その2〜に続きます。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。