米海軍艦船の事故が多発している。2017年に入ってからだけでも4件の事故を起こしており、うち2件では衝突による死傷者も出ている。資料写真。

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2017年8月23日、米海軍艦船の事故が多発している。2017年に入ってからだけでも4件の事故を起こしており、うち2件では衝突による死傷者も出ている。台湾の中央通訊社が伝えた。

今月21日に駆逐艦ジョン・S・マケインがシンガポール沖でタンカーと衝突したが、6月にも駆逐艦フィッツジェラルドによる同じような衝突事故が日本の伊豆半島沖で起きている。どちらも横須賀を母港とする第7艦隊の所属だという。

また、1月には同じく第7艦隊所属の巡洋艦アンティータムが人的ミスによって座礁。5月には原子力空母カール・ヴィンソンを中心とする空母打撃群の巡洋艦レイク・シャンプレインが韓国の漁船と衝突する事故を起こしている。

これほど事故が相次いでいる背景には、予算が削減され、艦隊規模が縮小されているにもかかわらず任務は減らず、負担は増える一方となっているなど、艦隊の運用バランスが悪化していることがあるとの分析が出ている。

新アメリカ安全保障センター(CNAS)のジェリー・ヘンドリックス氏はこうした状況で犠牲になるのは訓練だと指摘。艦隊では早い段階から訓練が中止されていたのではないかと見ている。(翻訳・編集/岡田)