ジェシカ「“氷の姫”も10年という年月を経て少し雪解けました」
「デビューした時が一番記憶に残っています」
40を超えるメディアとインタビューを行ったので「大変だったでしょう」と聞くと「いいえ、前回よりもはるかに大丈夫でした」と笑う。10年という歳月に“氷の姫”もいつの間にか温かくなった。
今月9日、ジェシカはニューアルバム「My Decade」をリリース。ソロへ転向して以来、3枚目のミニアルバムであり、デビュー10周年を記念するアルバムだ。
必然的に、かつて所属していた少女時代のデビュー10周年でもある2017年8月。ジェシカが持ってきたタイトル曲「Summer Storm」は、前作「Fly」「WONDERLAND」とは異なり、別れと痛み、そして恋しさと未練を詰め込んでいる。ここ10年間のジェシカの本音が収められた曲だ。
インタビューは、鋭い質問が殺到した。1stソロアルバム「Fly」のインタビュー以来、約1年ぶりである。2度目だからか、表情がリラックスして見える。音源チャートの成績に対するプレッシャーを聞いても、Mnet「SHOW ME THE MONEY6」の音源が人気を集めていると話しながら「私もラップに挑戦すべきなのか悩んでいる」と冗談が飛び出すほどだった。
ジェシカと、この10年間に対して率直に話し合った。とてもありがたかった。
――デビュー10周年ですね。感想はいかがですか?
「時間がとても早く過ぎた気がします。でもファンの方々がたくさん祝ってくれたので実感できます。10年活動するというのは簡単ではありませんが、ここまで来ることができたのは全てファンの皆さんのおかげです。それで、ファンの方々が保存したくなるアルバムになって欲しいという気持ちで作りました」
「10年という時間は短くも、長くも思える時間です。その歳月を一緒に過ごしてくれた方々にありがたい気持ちを伝える、このような意味を持っています。とても早く過ぎました」
――10年間、いろいろなことがありました。一番記憶に残っているのは?
「“最初”が一番記憶に残っています。初めて感じて、初めてやってみたいろいろなことが、一番記憶に残ります。デビュー当時が一番記憶に残っていますし。初めて舞台に立った時、初めてレコーディングした時、そして初めてソロを準備した時まで、さまざまな“最初”が一番記憶に残っていますね」
――ニューアルバム「My Decade」の中、最も気を使った部分はどこですか?
「“ファンソング”に集中しました。ファンの方々に手元に置いて欲しいという気持ちがあったんです。一番好きな曲は、5番目のトラック『Starry Night』です。初めて会った時、そしてこれからが期待できるという内容が収められています」
――タイトル曲「Summer Storm」はどんな曲ですか?
「さまざまな意味を持っています。夏だからといって、楽しいダンス曲だけにこだわりませんでした。夏には梅雨もあって、台風もあるでしょう。そして以前、明るくて希望的な曲を制作したので、今回は少し違う感じに挑戦してみたかったんです。『Summer Storm』には、別れた後の複雑な心境と気持ちを込めました。歌詞を書く時にも、いろいろな感情を詰め込もうとしました。恋する気持ち、悲しみと怒りの気持ち、幸せな気持ちもあります。ミディアムテンポの曲ですが、あまり明るい雰囲気の曲ではありません」
――恋しさや悲しみ、未練という感情が男女間の恋のほかに、違う意味で解釈される可能性もありそうですね。
「はい、解釈は人によって違いますから。私はある女性になりました。男性と別れた後の感情を込めました。未練があって、再びあの日に戻りたいという意味もあります。当時は幸せだったから、あなたと喧嘩したことさえ良かったから、過去に戻りたいという歌詞もありますし、未練のある曲です」
――別れの感情はどのように表現したんですか?
「映画をたくさん観て、間接的に経験をしました。最近はなんだか涙もろいです。感情移入にも役立ちました。もちろん直接経験したことも、中にあるでしょう(笑)」
――最近見た映画で、感情を刺激した映画はありましたか。
「飛行機に乗った時、多くの映画を観ますがが、最近『ベイブ』を見て泣いたんです。そしたら、からかわれました」
――前作「Fly」「WONDERLAND」では希望的なメッセージを込めていましたが、今回悲しい感情を込めた特別な意味はあったのですか?
「たくさん悩みました。ダンス曲にしようか、バラードにしようか、それとも夏らしく軽快な曲にしようか……。悩んだ末、今の私を一番よく表現することができる曲にしようと決めました。そして少しずつ変化を与え、音楽が成長していると感じさせることができる曲を制作したかったです」
「アルバム全体は聴いていませんが、ミュージックビデオを見ました。少女時代ならではのカラーで、よく表現されていました。私もそうだし、デビューして10年目だから、自身たちだけのカラーがあるので、素敵なアルバムが誕生したみたいです」
――「また巡り逢えた世界」(少女時代のデビュー曲) が、Mnet「プロデュース101」で話題になり、最近は同じようなタイトル(「再会した世界」) のドラマも放送されています。「また巡り逢えた世界」に特別な感情を持っているようですが……。
「とても大事であり、気持ちが良くなる曲です。今日も美容室に行く時に、バスが通ったので見たら『再会した世界』の撮影バスでした。とても気持ち良かったです。私にとっても大事な曲だったから」
――ファンに対しては、どんな感情を持っていますか? 感謝の気持ちが大きいようですね。
「ファンの方々が存在しなかったら、アルバムをリリースすること自体が怖くて、勇気を出すことができなかったと思います。特に『Fly』は、ファンの方々のおかげで準備することができました。そこで力をもらって、3度目のミニアルバムをリリースすることができたのでとても感謝しています」
「デビュー当時には想像もできなかったことを、たくさん叶えられました。デビュー時はいつも目の前の問題を解決することに忙しくて、将来を考えることができなかったんです。でも逆に当時がそういう状態だったおかげで、今の私は思ったより気持ちが楽ですし、余裕を楽しんでいられてるんだと思います」
――ここからさらに10年後、デビュー20周年にはどんな姿になっているでしょうか。
「そうですね。20周年になると私も39歳になりますが、その時には何をしているでしょうか」
――現在は29歳ですが、年齢に関して負担は感じませんか?
「私は今が気楽で大好きです。おそらく30歳から31歳になると、大変になると思います。でも私は30代により期待があります。堂々とした、30代女性だけの美しさがあると思います。知人はほとんどが年上ですが、気楽に見えます。20代とは異なった雰囲気があるみたいです。女優のパク・ミニョン姉さんを見て、たくさん学びます。なんというか、姉さんは前向きな性格なんです。だから表情も変わっているし、気楽な雰囲気を感じています」
「よくそう言われます。作業する時も自由だし、いつも楽しく作業しています。深刻になることが殆どないですね。自身を保護するために敏感になる場合は多いですが、最近は全部いいですね、楽しくて(笑)」
――今まで周囲の視線に圧迫を受けていたのですか?
「デビュー時は、特にたくさん圧迫を受けていました。だけど今は強くなりました。簡単に壊れないし、傷付かないです。これは私が10年活動しながら得た知恵や性格だと思います」
――デビュー当時から“氷の姫”だと呼ばれていました。デビュー時と比べて、現在最も変わった部分は何ですか?
「年齢を重ねながら、自然に変わっていったと思います。幼い頃にだけできたこともあったし、ただ、今もそのようなイメージがないとは言い切れません。維持する一方で、より成熟したと思います」
「KBS 2TV『七日の王妃』です。主人公シン・チェギョン役のパク・ミニョン姉さんとは、デビュー当時から仲良しなんです。姉さんがたくさん苦労してるから、ぜひ観たいと思っていました。面白かったです」
――クリスタルが出演していた「ハベクの新婦」はどうですか?
「クリスタルはあまり出ていないみたいですが(笑) 初登場した放送は妹と一緒に観ました。その後は、私がアルバムの準備で忙しくて、あまり観られなかったんです」
――10年間、諦めたいと思った事はなかったですか。力になってくれた原動力があったのでしょうか。
「私は簡単に諦める性格ではありません(笑) そして妹が私の後輩でもあるし。私が諦めたら、クリスタルもすぐ諦めてしまっていたでしょう。そういう子なんです。だから諦めることができませんでした。いつも私が強い姉として存在してこそ、妹も同じく頑張ってきました。もちろん、ファンの方々も力になってくれていますが、妹のためにより頑張ってきました」
――妹に対するそのような気持ちを、クリスタルも知っているのですか?
「良く知っています。『お姉さんのおかげで肩に力を入れずに活動することができた』と話しています。学校に通うことも、練習生生活も無事に終えることができたと言ってました。しかし気楽だったというよりは、デビューしてからお互いにたくさん学びました。私がミスをすると、クリスタルもそれを見てミスしないために努力し、そのように力になってきました」
――クリスタルは今回のアルバムを聴いて、なんと言ってましたか。
「『Starry Night』がなぜタイトルではないのと言われました(笑) 妹はその曲が好きだと。そしてもうデビュー10周年だなんて『すごい』と話してくれました。しかし妹もすぐに10周年を迎えるので、改めて時間の早さを二人で感じました(クリスタルが所属しているf(x)は2009年にデビューのため、2年後に10周年を迎える)」
――二人の関係はとても理想的な姉妹みたいです。喧嘩もしないですね。
「とんでもないです。私たちは食べ物を持って喧嘩します。幼い頃から服で喧嘩したりもしました。仲良くなったのは、仕事するようになってから。友達になったんです」
「できればいいんですが、今のところ予定はないです」
――前作でも放送活動を行わず、多くのファンが残念に思っていました。出演してみたい番組はありませんか? 個人的にMBC「覆面歌王」がいいと思うのですが。
「私が出演したら、すぐに気付かれると思いますよ(笑) だけど自信はあります」
――最近よく聴くK-POPはありますか?
「IUの歌は聴き続けても飽きません。最近発表した『夜の手紙』『Palette』を聴きました」
――今回のアルバムのチャートの成績は気にならないのでしょうか。
「気にするのは当たり前のことですが、チャートは予想できるものではありません。そして最近はMnet『SHOW ME THE MONEY 6』の音源が人気を集めています。だから私もラップに挑戦すべきかどうかを悩んでいます(笑)」
――ニューアルバムで一番大事に思う事は成績か、メッセージか。
「手元に置きたいアルバムになって欲しいです。ファンの方々がアルバムを聴いた時『さすが失望させない人だな』と思ってくれたら、いいです」
――ダイエットのノウハウはありますか。「死ぬほど運動して、死なないほど食べた」という発言が有名なジェシカさんですが。
「その発言は嘘なんです! 誰が書いたのかは分かりません。私がそんな事をいつ話しましたか? 私はむしろ死ぬほど食べるべきだと思ってるのですが(笑) 私は最近、有酸素運動をしようと努力しています。ピラティス・メソッドもしていましたが、今はやっていません。その発言が、私の話した言葉ではないという事実が知られたらいいのに、本当に違うんです。私はどの国に行っても韓国料理が一番好きです。あ、粉食も好きよ!」
40を超えるメディアとインタビューを行ったので「大変だったでしょう」と聞くと「いいえ、前回よりもはるかに大丈夫でした」と笑う。10年という歳月に“氷の姫”もいつの間にか温かくなった。
今月9日、ジェシカはニューアルバム「My Decade」をリリース。ソロへ転向して以来、3枚目のミニアルバムであり、デビュー10周年を記念するアルバムだ。
インタビューは、鋭い質問が殺到した。1stソロアルバム「Fly」のインタビュー以来、約1年ぶりである。2度目だからか、表情がリラックスして見える。音源チャートの成績に対するプレッシャーを聞いても、Mnet「SHOW ME THE MONEY6」の音源が人気を集めていると話しながら「私もラップに挑戦すべきなのか悩んでいる」と冗談が飛び出すほどだった。
ジェシカと、この10年間に対して率直に話し合った。とてもありがたかった。
――デビュー10周年ですね。感想はいかがですか?
「時間がとても早く過ぎた気がします。でもファンの方々がたくさん祝ってくれたので実感できます。10年活動するというのは簡単ではありませんが、ここまで来ることができたのは全てファンの皆さんのおかげです。それで、ファンの方々が保存したくなるアルバムになって欲しいという気持ちで作りました」
「『Summer Storm』は別れた後の感情を込めた…最近とても涙もろい」
――ご自身にとって、10周年はどんな意味を持つでしょうか。「10年という時間は短くも、長くも思える時間です。その歳月を一緒に過ごしてくれた方々にありがたい気持ちを伝える、このような意味を持っています。とても早く過ぎました」
――10年間、いろいろなことがありました。一番記憶に残っているのは?
「“最初”が一番記憶に残っています。初めて感じて、初めてやってみたいろいろなことが、一番記憶に残ります。デビュー当時が一番記憶に残っていますし。初めて舞台に立った時、初めてレコーディングした時、そして初めてソロを準備した時まで、さまざまな“最初”が一番記憶に残っていますね」
――ニューアルバム「My Decade」の中、最も気を使った部分はどこですか?
「“ファンソング”に集中しました。ファンの方々に手元に置いて欲しいという気持ちがあったんです。一番好きな曲は、5番目のトラック『Starry Night』です。初めて会った時、そしてこれからが期待できるという内容が収められています」
――タイトル曲「Summer Storm」はどんな曲ですか?
「さまざまな意味を持っています。夏だからといって、楽しいダンス曲だけにこだわりませんでした。夏には梅雨もあって、台風もあるでしょう。そして以前、明るくて希望的な曲を制作したので、今回は少し違う感じに挑戦してみたかったんです。『Summer Storm』には、別れた後の複雑な心境と気持ちを込めました。歌詞を書く時にも、いろいろな感情を詰め込もうとしました。恋する気持ち、悲しみと怒りの気持ち、幸せな気持ちもあります。ミディアムテンポの曲ですが、あまり明るい雰囲気の曲ではありません」
――恋しさや悲しみ、未練という感情が男女間の恋のほかに、違う意味で解釈される可能性もありそうですね。
「はい、解釈は人によって違いますから。私はある女性になりました。男性と別れた後の感情を込めました。未練があって、再びあの日に戻りたいという意味もあります。当時は幸せだったから、あなたと喧嘩したことさえ良かったから、過去に戻りたいという歌詞もありますし、未練のある曲です」
――別れの感情はどのように表現したんですか?
「映画をたくさん観て、間接的に経験をしました。最近はなんだか涙もろいです。感情移入にも役立ちました。もちろん直接経験したことも、中にあるでしょう(笑)」
――最近見た映画で、感情を刺激した映画はありましたか。
「飛行機に乗った時、多くの映画を観ますがが、最近『ベイブ』を見て泣いたんです。そしたら、からかわれました」
――前作「Fly」「WONDERLAND」では希望的なメッセージを込めていましたが、今回悲しい感情を込めた特別な意味はあったのですか?
「たくさん悩みました。ダンス曲にしようか、バラードにしようか、それとも夏らしく軽快な曲にしようか……。悩んだ末、今の私を一番よく表現することができる曲にしようと決めました。そして少しずつ変化を与え、音楽が成長していると感じさせることができる曲を制作したかったです」
少女時代のデビュー曲「また巡り逢えた世界」は大切な曲
――少女時代も今回カムバックしました。新曲は聴いてみましたか。「アルバム全体は聴いていませんが、ミュージックビデオを見ました。少女時代ならではのカラーで、よく表現されていました。私もそうだし、デビューして10年目だから、自身たちだけのカラーがあるので、素敵なアルバムが誕生したみたいです」
――「また巡り逢えた世界」(少女時代のデビュー曲) が、Mnet「プロデュース101」で話題になり、最近は同じようなタイトル(「再会した世界」) のドラマも放送されています。「また巡り逢えた世界」に特別な感情を持っているようですが……。
「とても大事であり、気持ちが良くなる曲です。今日も美容室に行く時に、バスが通ったので見たら『再会した世界』の撮影バスでした。とても気持ち良かったです。私にとっても大事な曲だったから」
――ファンに対しては、どんな感情を持っていますか? 感謝の気持ちが大きいようですね。
「ファンの方々が存在しなかったら、アルバムをリリースすること自体が怖くて、勇気を出すことができなかったと思います。特に『Fly』は、ファンの方々のおかげで準備することができました。そこで力をもらって、3度目のミニアルバムをリリースすることができたのでとても感謝しています」
「10年後にはどんな姿になってるかな…30代は期待がいっぱい」
――デビュー当時に描いていた10年後の姿と今の姿は、どのぐらい似ていますか?「デビュー当時には想像もできなかったことを、たくさん叶えられました。デビュー時はいつも目の前の問題を解決することに忙しくて、将来を考えることができなかったんです。でも逆に当時がそういう状態だったおかげで、今の私は思ったより気持ちが楽ですし、余裕を楽しんでいられてるんだと思います」
――ここからさらに10年後、デビュー20周年にはどんな姿になっているでしょうか。
「そうですね。20周年になると私も39歳になりますが、その時には何をしているでしょうか」
――現在は29歳ですが、年齢に関して負担は感じませんか?
「私は今が気楽で大好きです。おそらく30歳から31歳になると、大変になると思います。でも私は30代により期待があります。堂々とした、30代女性だけの美しさがあると思います。知人はほとんどが年上ですが、気楽に見えます。20代とは異なった雰囲気があるみたいです。女優のパク・ミニョン姉さんを見て、たくさん学びます。なんというか、姉さんは前向きな性格なんです。だから表情も変わっているし、気楽な雰囲気を感じています」
「10年間でたくさん強くなった…簡単に壊れたりしない」
――ジェシカ本人も、過去より顔がゆるんで見えるという反応が多いのでは?「よくそう言われます。作業する時も自由だし、いつも楽しく作業しています。深刻になることが殆どないですね。自身を保護するために敏感になる場合は多いですが、最近は全部いいですね、楽しくて(笑)」
――今まで周囲の視線に圧迫を受けていたのですか?
「デビュー時は、特にたくさん圧迫を受けていました。だけど今は強くなりました。簡単に壊れないし、傷付かないです。これは私が10年活動しながら得た知恵や性格だと思います」
――デビュー当時から“氷の姫”だと呼ばれていました。デビュー時と比べて、現在最も変わった部分は何ですか?
「年齢を重ねながら、自然に変わっていったと思います。幼い頃にだけできたこともあったし、ただ、今もそのようなイメージがないとは言い切れません。維持する一方で、より成熟したと思います」
「諦めなかったのは、妹 クリスタルのおかげ」
――最近、楽しんでいるドラマはありますか?「KBS 2TV『七日の王妃』です。主人公シン・チェギョン役のパク・ミニョン姉さんとは、デビュー当時から仲良しなんです。姉さんがたくさん苦労してるから、ぜひ観たいと思っていました。面白かったです」
――クリスタルが出演していた「ハベクの新婦」はどうですか?
「クリスタルはあまり出ていないみたいですが(笑) 初登場した放送は妹と一緒に観ました。その後は、私がアルバムの準備で忙しくて、あまり観られなかったんです」
――10年間、諦めたいと思った事はなかったですか。力になってくれた原動力があったのでしょうか。
「私は簡単に諦める性格ではありません(笑) そして妹が私の後輩でもあるし。私が諦めたら、クリスタルもすぐ諦めてしまっていたでしょう。そういう子なんです。だから諦めることができませんでした。いつも私が強い姉として存在してこそ、妹も同じく頑張ってきました。もちろん、ファンの方々も力になってくれていますが、妹のためにより頑張ってきました」
――妹に対するそのような気持ちを、クリスタルも知っているのですか?
「良く知っています。『お姉さんのおかげで肩に力を入れずに活動することができた』と話しています。学校に通うことも、練習生生活も無事に終えることができたと言ってました。しかし気楽だったというよりは、デビューしてからお互いにたくさん学びました。私がミスをすると、クリスタルもそれを見てミスしないために努力し、そのように力になってきました」
――クリスタルは今回のアルバムを聴いて、なんと言ってましたか。
「『Starry Night』がなぜタイトルではないのと言われました(笑) 妹はその曲が好きだと。そしてもうデビュー10周年だなんて『すごい』と話してくれました。しかし妹もすぐに10周年を迎えるので、改めて時間の早さを二人で感じました(クリスタルが所属しているf(x)は2009年にデビューのため、2年後に10周年を迎える)」
――二人の関係はとても理想的な姉妹みたいです。喧嘩もしないですね。
「とんでもないです。私たちは食べ物を持って喧嘩します。幼い頃から服で喧嘩したりもしました。仲良くなったのは、仕事するようになってから。友達になったんです」
「『覆面歌王』に出演する自信がある…最近はIUの歌が好き」
――バラエティに出演する予定はありませんか。「できればいいんですが、今のところ予定はないです」
――前作でも放送活動を行わず、多くのファンが残念に思っていました。出演してみたい番組はありませんか? 個人的にMBC「覆面歌王」がいいと思うのですが。
「私が出演したら、すぐに気付かれると思いますよ(笑) だけど自信はあります」
――最近よく聴くK-POPはありますか?
「IUの歌は聴き続けても飽きません。最近発表した『夜の手紙』『Palette』を聴きました」
――今回のアルバムのチャートの成績は気にならないのでしょうか。
「気にするのは当たり前のことですが、チャートは予想できるものではありません。そして最近はMnet『SHOW ME THE MONEY 6』の音源が人気を集めています。だから私もラップに挑戦すべきかどうかを悩んでいます(笑)」
――ニューアルバムで一番大事に思う事は成績か、メッセージか。
「手元に置きたいアルバムになって欲しいです。ファンの方々がアルバムを聴いた時『さすが失望させない人だな』と思ってくれたら、いいです」
――ダイエットのノウハウはありますか。「死ぬほど運動して、死なないほど食べた」という発言が有名なジェシカさんですが。
「その発言は嘘なんです! 誰が書いたのかは分かりません。私がそんな事をいつ話しましたか? 私はむしろ死ぬほど食べるべきだと思ってるのですが(笑) 私は最近、有酸素運動をしようと努力しています。ピラティス・メソッドもしていましたが、今はやっていません。その発言が、私の話した言葉ではないという事実が知られたらいいのに、本当に違うんです。私はどの国に行っても韓国料理が一番好きです。あ、粉食も好きよ!」