R・マドリーの押しも押されもせぬ大黒柱であるC・ロナウド。退団に傾けば、チームメイトは当然、慰留を求めるだろう。 (C) Getty Images

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 シーズン開幕早々の長期出場停止処分で、レアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドが気を害したことは確かだろう。本人は、まだ移籍の可能性を視野に入れているのかもしれない。
 
 スペイン紙『エル・パイス』は現地時間8月23日、C・ロナウドの関係者が「残るか保証はできない。今から31日までに何があるか様子を見よう」と話したと報じた。
 
 この夏、C・ロナウド退団説が騒がれたのは記憶に新しい。地元検察から1470万ユーロ(約18億8000万円)の脱税の疑いで起訴されたことで、スペイン国外への移籍を望んでいると報じられ、古巣マンチェスター・ユナイテッドへの復帰やパリ・サンジェルマンへの移籍などが取りざたされた。
 
 ただ7月末、C・ロナウドはスペイン紙『マルカ』で、「昨年は素晴らしい1年を送ることができた。これをまた再現したい」とコメント。これを“残留宣言”と見る動きも少なくなかった。
 
 ところが、バルセロナとのスペイン・スーパーカップ第1レグで、再びC・ロナウドの心理を揺さぶる出来事が起きた。シミュレーションで2枚目の警告を受けて退場を命じられ、思わず主審を軽く突き飛ばしたことにより、5試合の出場停止処分を科せられたのだ。
 
 当然、クラブは異議を申し立てたが、スペイン・サッカー連盟はこれを棄却。C・ロナウドは自身のインスタグラムで、「こういうのを迫害というんだ!」と怒りを露にした。さらに、スポーツ仲裁裁判所からも提訴を退けられ、「不正義に次ぐ不正義」と憤怒している。
 
 そんななかでの、前述の関係者の発言だけに、マドリー・サポーターとしては気掛かりだろう。「スペインでは犯罪者のように扱われる」とまで主張するC・ロナウドだけに、“国外脱出”のリスクは常に潜んでいる。
 
 C・ロナウドは脱税事件の裁判に出廷した際、「イングランドで問題を抱えたことはなかった。だから、あそこに戻りたいんだ」と発言したとされている。移籍市場は残りわずか8日。“まさか”の電撃移籍はあるのか……。