元イングランド代表FWとして同じ苦しみを知るリネカーは、ルーニーへの批判に我慢がならなかったようだ。 (C) Getty Images

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 現地時間8月23日、イングランド代表からの引退を発表したウェイン・ルーニー。31歳のストライカーには、その功績を称える声が多く寄せられている。
 
 ルーニーは、2003年2月17日のオーストラリア戦で代表デビューを飾って以来、ワールドカップ3回、EURO3回と多くのメジャー大会に出場し、公式戦119試合で同代表歴代最多となる53ゴールをマークしてきた。
 
 イングランド・サッカー協会の公式サイトで「本当に厳しい決断だった。だけど、僕はエバートンが成功するために全力を捧げたいんだ」と代表引退の理由を明かしたうえで、「僕は情熱的なイングランド・サポーターのままさ」と、今後は応援する側に回ること宣言した。

 そんな偉大なFWを、あの偉大な先達も称賛している。
 
 80年代後半から90年代前半にイングランド代表のストライカーとして活躍し、現在は英国メディア『BBC』のコメンテーターとして活躍するガリー・リネカーは、自身のツイッターで次のようにルーニーへコメントを寄せた。
 
「イングランドで最高のゴールスコアラーが代表から退く。ルーニー、君の国際舞台でのキャリアは偉大なものだった。君は真のプレーヤーだ」

 このように後輩の労をねぎらい、褒め称えたリネカーだったが、続く文章は怒りや苛立ちに満ちたものへと変わった。
 
「そんなルーニーの代表キャリアを批判する馬鹿げた連中は多い。そういう奴らは、彼がどれだけ素晴らしいか、そして彼がやってきたことの難しさを全く理解していない」
 
 批判とは、ルーニー本人が代表で唯一悔いが残る点として挙げた「(ワールドカップやEUROなどの)メジャー大会で成功を掴むことが出来なかった」ことに対するものである。
 
 それに対して、リネカーがルーニーをかばったのは、かつて自身もイングランド代表としてプレーし、その重責を知っていたからだろう。
 
 偉大な先達から「真のプレーヤー」と称賛されたルーニー。クラブシーンに目を向ければ、今シーズンは2戦2発と14年ぶりに復帰したエバートンで上々の滑り出しを見せている。代表引退を決め、プレッシャーから解放されたルーニーのパフォーマンスに引き続き注目したい。

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