まだ綺麗な1Kアパートが「1000円」で賃貸に出されており、話題になっている。

バス・トイレ別で「1000円」

大分県国東半島の南端部に位置する杵築市で、築13年の1Kアパートが賃料0.1万円(1000円)、管理費3700円で賃貸に出されている。

JRの駅からは徒歩13.7キロメートルと離れているが、バス停から徒歩1分。バス・トイレ別で、室内洗濯機置場にクローゼット、洗面台にエアコンと設備は充実。面積も26.49平方メートルと、一人暮らしには十分な広さだ。

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工場撤退で空室が増加

同市にはかつてキヤノングループの製造工場があり、そこで働く従業員向けの賃貸物件が次々と建設された。

しかし工場の撤退で多くの非正規従業員が失職し、アパートの空室が増加。融資先であるJA杵築は経営難に陥り、JAおおいたに吸収合併された。

同市の物件を扱う不動産サイトを見てみると、話題になった物件以外にも月2千円や5千円など破格の低家賃で賃貸に出されている物件が複数掲載されている。

ネット上には「大家も大変」という声

家賃が1000円にまで下がったアパートはネット上で「激安!」「引っ越したら年間100万円弱家賃が浮くぞ…」「住みたい」と話題に。

一方で、こんな声も。

「採算取れるんですかね…」「資産運用に建てましょうと話に乗せられて、負債だけが残るパターン」「下手な怪談より怖い」と大家さんを心配する声も多い。

「亀山」や「国東」も

企業等の撤退で、家賃が大幅に下がったケースは他の地域でもある。

かつて「世界の亀山」として人気を博したシャープの液晶テレビ工場のあった三重県亀山市では、2009年に液晶パネルの生産工場が中国企業に売却され、雇用者数が激減。アパートも空室が目立つようになった。

同じく、ソニーがテクノロジーセンターの閉鎖を発表した大分県国東市でも、賃貸物件の家賃が下がり、現在1Kアパートが月6500円で賃貸に出されている。

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