家賃を抑えたい人向け!? 木造賃貸アパートのメリット、デメリット

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賃貸アパートと聞くとなんとなく、「寒そう……」「音漏れが心配」というネガティブなイメージが湧いてしまわないだろうか?しかし、それはイメージにすぎない。

ポイントを押さえれば、賃料も抑えられるかも!?

そもそも賃貸アパートとは、どのようなものを指すのだろう。賃貸用語集によると、「一般に木造や軽量鉄骨造などで2階建て以下の共同住宅をいいますが、CHINTAIでは木造2階建てのものを指す」とある。

物件を選ぶ際、「絶対鉄筋じゃないとイヤだ!」という人もいるかと思うが、今回は木造物件の魅力も含めて特徴を紹介していこう。では、CHINTAIメディアグループの佐野夕祈さん、教えてください〜!

「以下にあげるポイントをしっかりとチェックしていけば、賃貸アパートでも納得のお部屋が見つかると思いますよ」(以下、佐野さん)

賃貸アパートのメリット賃貸用木造アパートは材料費や建築コストが低いことから、比較的賃料も安く設定されている鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べ、通気性が高いため断熱性が高い吸湿性に優れる管理費がほとんどかからない物件が多い鉄筋コンクリート造の物件と違い、部屋の角に梁がないぶん広く使える最近は新築や築浅アパートがおしゃれな物件が増えている建築技術や素材が発展し、耐久性と耐震性が優れた物件も見られるようになった

「賃貸アパートには気密性が低いという特徴があります。なので、外気と室内の温度の差を和らげることができます。夏場は特に熱籠りしにくく、反対に冬場は結露が出にくいですね。あと、地震に弱いというイメージがあるかもしれませんが、最近はさまざまな耐震性に優れた賃貸アパートが増えています。新築・築浅の物件に関しては、システムキッチン完備のところやメゾネット風のおしゃれな賃貸アパートも増えているので、スタイリッシュな生活にあこがれている人にもオススメです。」

賃貸アパート物件特集
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木造物件の注意点鉄筋コンクリート造の物件に比べ、部屋の位置や物件にもよるが、騒音が響きやすい。気密性が低いため、冷暖房の効きも鉄筋コンクリート造よりも落ちる。エアコン機能も確認しておく必要がある。古い賃貸アパートは木材や壁材が傷んできていることもあるので、火事が発生した時に火の周りが速い危険性がある。昭和56年6月の耐震基準の改正以前に建てられた建物の中には、現在の新耐震基準を満たしていない建物も存在する。

騒音や気密性の問題などはあるが、少しでも安く借りたいと思っている人にとって、賃料が低く設定されているのは賃貸アパートの大きな魅力といえそう。デメリットを回避するためのチェックポイントも項目別に教えてもらったので、物件探しをするときに役立ててほしい。

木造物件を選ぶ時のポイント

日当たり物件の方角はどうか(南と東向きが一般的に人気とされる)採光面の方角にビルなど日光の妨げになるものはないか日中に内見する

「やはり気になるのは物件の日当たり。日当たりが良い物件は比較的、洗濯物が乾きやすく、日中は日差しが入るため室内も明るく、部屋を暖かく保つことができます。日当たりや遮音性は賃貸アパートでも物件によってまちまちなのです。南向きと書いてあっても、周囲の建物に日差しが遮られているときもあるので、実際に内見に行き、自分の目と耳で確認することをオススメします。」

耐久性外観にひび割れなどが入ってないか地盤を調べてみる建築された年がいつか確認する(1981年と2000年に注目)

「耐久性に不安を感じる方は内見時に、外観に大きなひび割れがないかどうか確認するといいでしょう。それでも不安だと感じる方は、その土地が過去沼地の埋め立て地ではないかなど、地盤を調べてみると参考になりますよ。また、2000年に木造建築物の耐震基準を見直す法改正が行われているので、2000年の6月1日以降に建てられて物件に絞って探してもいいかもしれませんね。古めの賃貸アパートを検討している場合でも、現行の耐震基準が設定された1981年6月以降に建てられた物件を選ぶことをおすすめします。」

騒音洗濯機置き場や窓ガラスが隣の部屋や隣の建物に近い場所にないか賃貸アパートの近くに騒音が起こりやすい環境(幹線道路や線路、工場など)はないか自分の部屋のリビングや寝室と隣の部屋のユニットバスが隣り合っている間取りになっていないか壁材に遮音材を使っていたり、遮音性が高いサッシを使っているような新しめの物件を選ぶ

「上下左右にほかの物件と接している部屋に比べ、最上階や角部屋などなるべくほかの物件と接していない部屋のほうが、騒音のリスクも少なくなります。そういった意味では最上階の角部屋が木造物件の中では比較的騒音も感じにくいと言えます。他にも集合ポストやゴミ置き場などの共用スペースや、ベランダや庭などのスペースがきれいに保たれているかどうかで、近隣住民の生活マナーをある程度把握することもできます。入居後のご近所トラブルが心配な方は以上のようなポイントを確認するといいでしょう。
あと、隣の部屋のユニットバスが、自分の部屋のリビングと隣り合っていたり、洗濯気置き場が隣の部屋の近くにあるような間取りも騒音リスクが高くなるので、間取りはきちんと確認してください。もちろん古い物件より新しめの物件の方が騒音が少ない傾向にあるので、新しめの物件で遮音材や遮音サッシを使っている賃貸アパートに絞って探してもいいかもしれませんね。」と佐野さん。

木造物件でよりよい生活を送る際のポイント

「木造賃貸アパートに住む場合は、やはり騒音対策をきちんとすることがポイントになります。ブラインドをつかうよりも厚手のドレープカーテンとレースカーテンを2重に掛けた方が音漏れ対策には効果的ですよ。壁面収納を設置すると隣への音対策になりますし、2階に住むときは足音の問題を解消するために防音マットや簡易畳、厚手のカーペットを利用するのがおすすめです。椅子やテーブルの脚にカバーをつけることも忘れないでくださいね。」

と、佐野さんのアドバイス。

「あと、適度なご近所付き合いも大事ですよ。必要以上に親しくなろうとする必要はありませんが、自分がうるさくなりそうなときは前もって声をかけておくと、トラブルを未然に防ぐことができますし、普段から何気なく会話する習慣ができていれば、お互いの音がどのくらい相手に聞こえているかを確認しやすいので、双方とも騒音で迷惑かけることも無くなります。快適な生活は健全なご近所付き合いからですね!」

なるほど。佐野さん、丁寧なアドバイスありがとうございました〜!
このように、耐久性や騒音などの心配はあるが、通気性や断熱性、吸湿性などに優れ家賃が抑えられるメリットもある木造物件。最近はおしゃれで耐久性に優れた賃貸アパートも増えているので、上記に挙げた内覧時のチェックポイントをしっかり確認して、快適な物件を探してみよう!

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