今井絵理子参院議員(33)との不倫疑惑が伝えられた神戸市議の橋本健氏が、今度は政務活動費の使い道を問われている。昨日23日(2017年8月)発売の週刊新潮(8月31日号)が伝えたもので、橋本氏は昨日会見して、「疑念は甘んじて受ける」としたが、不正使用は否定した。

週刊新潮が報じたのは、橋本氏が政治活動を有権者に伝えるために作っているチラシ「ハシケン通信」。カラー印刷だが、ペラのチラシで、橋本氏の大きな写真に、市政報告や抱負、展望などが記されている。それほど深い中身ではない。

橋本氏は、2010年から14年の間に56万5000部印刷したとして、約720万円を政務活動費から支出していた。年に144万円超。橋本氏に支給されている政務活動費は毎月38万円だから、単純計算でも、月々10万円は結構な支出だ。

しかし週刊新潮によると、発注した先の住所は知人宅で、「印刷の実態がない」印刷会社に下請けに出している。また、選挙区でチラシを見た人がほとんどいない、などから「架空発注ではないか」と疑問を投げかけている。

架空発注を否定

会見で橋本氏は、「架空発注はしていない」「下請けの印刷会社は私が指定した」と答えた。また印刷部数については、「6万5000部から8万部」。配布は手伝ってもらったり、自分でも配ったりしたという。ただ、余った分は「破棄した」といった。

リポーターの阿部祐二の取材では、下請けの印刷会社は「チラシを印刷した」と言った。しかし、印刷したという膨大な部数のうち、どれだけ配られ、どれだけ破棄されたかは、「資料がない」と明らかにしなかった。阿部が「明らかにする必要があるのでは?」と聞くと、「おっしゃる通りです。今資料がないので、わかるようなものを提出する」と言った。

政務活動費は、政治活動に関わる調査、広報に充てるというのが建前だが、地方議会ではずさんな使い方が以前から指摘されていた。2014年に起きた「号泣会見」の野々村竜太郎・元兵庫県議の事件(詐欺などで有罪判決)を発端に、全国の地方議会で怪しい使い道が次々に明るみに出ている。

近藤春菜(お笑い芸人)「架空発注はしていないということだが......」

松嶋尚美(タレント)「何万通も配ってるんなら、証明になると思う」

宇野常寛(評論家)は「ちょろまかしていたんなら問題だが、小さい問題。公の金を政治家が使う時のルールをきちんとするのが先。チラシを捨てたとか捨てないとか、くだらない。余ったら捨てるに決まってる。原本はPDFで残ってるんでしょ」と、阿部の取材すら認めない口ぶり。

一方、坂口孝則(経営評論家)は「神戸市で、政務活動費の内容をHPで見られるようになってからは、これ(チラシ)を止めている。抑制にはなってるんでしょう」とこれまたクール。

阿部祐二はこの会見で、今井議員とのことを持ち出し、「本当に一線を越えていないのか」と聞いていた。本当に品が良くなかった。