2017年7月13日、出産予定日のその日に3192gのかわいい女の子を無事に出産しました! マリーと主人のふたりで守ってきた命が、とびきり元気な産声をあげてこの世に誕生した瞬間でした。出産前にはSNSを通じてたくさんの方達から応援や励ましをいただいて、初めての出産を迎えるにマリーにとって大きな力になりました。まずは改めて心から感謝の気持ちを皆さんへ。どうもありがとうございました!

出産を終え、この子の母親になってまだ1ヵ月。マタニティだった時よりはもちろん実感が沸いてきたけど、自分が出産したなんてまだまだ信じられない、なんだか夢のような日々。出産準備期間は育児の本を読んだり、主人と毎週末お買い物に出掛けて必要なものを買い揃えたりして、それだけで楽しくて待ち遠しかったけど、今は目の前に「本物のベイビーがいる!!」って感じ(笑)。すごく不思議な感覚だけど、「ああ、1カ月前にこの子と力合わせて頑張って、分娩したんだ」って。その記憶が鮮明に頭に浮かんで、とても愛おしく感じる。言葉では表すことができない、愛に溢れすぎて胸が痛いくらいのこの感情が「母性」なんだと感じる毎日です。

初めての出産でマリーが最も恐れていたのが自然分娩という選択。ナチュラルな形で産んであげたいという気持ちはあったものの、先輩ママから聞いたような陣痛の痛みに耐えられるか途中で不安になったりして。絶対見ちゃダメ! と思っていた出産シーンを臨月の時に動画サイトで見てしまいますます怖気づいてしまったり…。でも、お腹の赤ちゃんが「自然に出る!」っていう強い想いで頑張って逆子にもならず健康でいてくれたわけだし、マリーも最後まで頑張ってどんな痛みも感じ取りながらこの子を産んであげたい! と思ったので、結局は予定通り薬も何も使わずに出産しました。

朝5時。本格的に始まった陣痛は、3時間後にこの世のものとは思えないような、経験値を宇宙まで越えるくらいの信じられない激痛に! 必死に声を振り絞って「無痛にしてください。お願いだから無痛に、注射打ってください。もう耐えられません!」と、失神しそうになりながら周りの先生や助産師さんに言っていたのを覚えている。でも先生に「もうね、麻酔の効きを待っている間に産まれちゃうから。マリーちゃん! このまま頑張ろう。マリーちゃんなら大丈夫!」と言われ即却下(笑)。1時間後、ついに頭が飛び出てきた! 助産師さんに「さあ、マリーちゃんお待たせ! いきむよー! いきんでいいからねー! せーの!」とかけ声を掛けられ、いきみはじめて15分かからずしてズボーって、大きな産声をあげながら娘が出てきました♡

初産なのに病院に到着してから4時間半という、嘘みたいなスピード出産で生まれてきてくれました。娘の気は早く、頭から出てきた時には先生までも「あ! もう出てる! ちょっと待ってね!」って驚きながら娘の頭を必死に押さえていて(笑)。マリーは何だか、そんな慌てて出てこようとする娘がかわいくて仕方なかった! きっとマリーが痛みに苦しんでいたのを早く終わらせるために、助けようとしてくれてるんだよね。そんなことを考えていたらあんなに激痛だった陣痛の痛みがフッとなくなって、そこからは一気に力強く、スムーズにいきんで出してあげることができたのを覚えてる。だから本当に娘と二人三脚で、力を合わせてやりきった分娩って感じでした! もう二度と無理って思うほど痛みを初めての出産で経験したけど、恐れに打ち勝って挑戦したからこそ素晴しい感情に出会えた。その先がどんなに幸せが待ち受けているか挑戦しなければわからないものがあるんだなと、改めて思いました。

立ち会ってくれた夫もとても勇敢で、やっぱりスーパーマン! 彼なしでは成し得なかったお産でした。マリーが激痛に耐える中で、必死にマッサージしてくれたり、手をずっと握っていてくれたり、ベッドのマリーの顔の位置まで腰を落としてくれてマリーの視界の中にずっといてくれるようにしてくれたり、靴下を履かせてくれたり…。なにもかも、彼の優しさ。マリーは幸せ者です♡ 彼は娘の頭が出てくる瞬間もすべて見ていたようで、とても感動していました。マリーもその光景を見たかったな! この世に誕生してすぐに胸の上で抱っこした娘はとても温かくて、柔らかくて、フニフニで、すっごく可愛かった!! 10ヵ月このお腹の中で生きていた命にやっと対面できたその瞬間は、間違いなくマリーの人生で一番幸せで、一番感動したひと時でした。

どこを探しても代わりのいない、たったひとつしかないこの子の尊い命。この先、この子が世界のどこで生きていくことを決めようと、マリーと主人で思いっきり明るい光を彼女に射してあげ続ける想いだし、何よりもこの子自身が明るい光を放つ子になっていって欲しいなと願っています。

マリーもこれまでの28年間の人生で本当にたくさんの方達に助けてもらい、歩む道に光を与えてもらいました。過去に経験した痛みや苦しみは、明るく強い光を放つ人達の笑顔を見て、次第に克服することができたんです。

誰かを笑顔にできる人間であること。

誰かを幸せな気持ちにできる人間であること。

他人に対して、優しい愛情を向けられる人間であること。

マリーが目指すこの3つの人間像をこれからは娘と一緒に目指して、高め合っていけたらいいなと考えています。与えられた人生を恐れず、精一杯楽しんで生きること。マリーが常に大事に胸に持ってきた生き方を、娘に受け継いでいけたら嬉しいな。この子の未来が笑顔で咲き誇りますように。生まれてきてくれてありがとう、リトルアフロちゃん! 想い出に残る楽しい出産を経験させてくれて、ありがとう! これから先もみんなで手を取り合って、一緒に頑張ろうね! ママも必死に、頑張ります。

I love you with all my heart.

Mama