「見事なデビュー戦」 米メディアも1ゴールの本田に賛辞 「素早い適応力を証明した」

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2万4000人を沸かせた本田 「自分自身にフラストレーションを感じていた」

 パチューカの日本代表FW本田圭佑はメキシコリーグ(リーガMX)第6節ベラクルス戦の後半途中から出場し、メキシコでの公式戦デビューを飾るとともに、初ゴールをマークして大きなインパクトをもたらした。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」もこの一撃を特集し、「見事なデビューは、ケイスケ・ホンダの素早い適応力を証明した」と賛辞を送っている。

 本田は3-0とリードした後半12分にピッチへと送り込まれると、同28分にスルーパスからのドリブルシュートをゴール右隅に突き刺して、試合を決定づけるゴールを奪った。ふくらはぎ肉離れで戦線離脱を強いられていたが、同局によると本田を含む4得点のゴールラッシュによって、2万4000人が詰めかけたスタジアムが大いに沸いたとしている。

 記事では本田のコメントを紹介。「1カ月ほどプレーできなかったことは、自分自身にフラストレーションを感じていた。だけどチームに合流できたし、ベンチに入って初の(ピッチに立つ)時間が来た時は本当に興奮した」とデビューの瞬間に喜びを感じていたことを伝えている。それに加えて言語面のバックアップも受けているようだ。

「皆さんも知っている通り、僕はあまりスペイン語を話せない。だから今僕はスペイン語を勉強中だし、そこからお互いを理解しようと思っている。ただアロンソ監督のアシスタントコーチ(アルゼンチン人のクラウディオ・アルゼノ)がスペイン語と英語を話せるので、ピッチ内外で自分を助けてくれている。(チームメートの)オマール・ゴンサレスも、僕がチームメートや監督が何を求めているか理解できていない時、とても手助けしてくれる。彼はいつも僕の近くにいてくれる」

指揮官も「彼は落ち着きをもたらした」

 加入して程ないタイミングのため、まだスペイン語を理解できていないものの、チーム全体のバックアップを受けて溶け込みつつあることを強調した。

 アロンソ監督は「彼の態度は我々に落ち着きをもたらし、デビュー戦でゴールも決めた。ただ彼の適応は簡単ではないし、彼がこのリーグで偉大な選手になるためには辛抱強くならないとね」とも話している。

 フットボーラーとしての質はすでに周囲も認めているだけに、今後はさらなるコミュニケーションの潤滑化が本田に求められるポイントとなりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images