写真=PIXTA
企業のトップはスーツを何着持ち、いくらの靴を履いているか。ネクタイは、場面に応じてどのように使い分けているのか。業界大手10人の経営者に、めったに聞くことのできない質問をぶつけた。

●ご回答いただいた経営トップの方々
あいおいニッセイ同和損保・ジェーシービー・野村不動産投資顧問・野村HD・富士重工業・ベネッセHD・弁護士ドットコム・ボストン コンサルティング グループ・みずほFG・三菱電機(50音順)

■ネクタイ:勝負も謝罪も「青」が一番人気

▼勝負ネクタイの色は?
1位:青(3人)
1位:決めていない(3人)
2位:赤(2人)
▼謝罪時のネクタイの色は?
1位:決めていない(5人)
2位:青(4人)
3位:グリーン(1人)

重要な商談やプレゼンの際の“勝負ネクタイ”。最も多い回答は「青」。次に多いのは情熱の「赤」。一方、謝罪の場面では「決めていない」がトップだった。決めている人の中では青がトップ。いずれの場面でも冷静な印象を与える青が選ばれている。

■スーツ:4割が20着以上を所有

▼購入場所は?
1位:百貨店(5人)
1位:テーラー(4人)
2位:無回答(1人)
▼1着にかける予算は?
1位:20万〜50万円(3人)
1位:10万〜20万円(3人)
2位:5万〜10万円(2人)
2位:決めていない(2人)
▼所持数は?
1位:20着以上(4人)
2位:10〜20着(3人)
2位:5〜10着(3人)

購入場所として最も多かったのは百貨店で、次点がスーツ専門のテーラー。1着の予算は10万〜50万円が最も多かった。全員が5着以上を持ち、着回しをしている。なお、「誰のアドバイスを参考にするか」という問いには、4人が「妻」と回答。

■靴:半数が5万円以内で購入

▼予算は?
1位:決めていない(4人)
1位:1万〜3万円(3人)
2位:3万〜5万円(2人)
▼所持数は?
1位:20足以上(3人)
1位:10〜20足(3人)
2位:5〜10足(3人)

「おしゃれは足元から」。海外製の高価な靴を所有していると思いきや、5人が5万円以下と回答。所有数は10足以上が過半数を占めたが、中には3足という経営者も。定期的に磨くなど、手入れをすることに重きを置いているのかもしれない。

フォーマルな中に“あそび”を潜ませる
●ボストン コンサルティング グループ日本代表 杉田浩章氏

──定番のコーディネートは?

基本的にはオーソドックスなスーツスタイルです。スーツはダークなトーンのものが多く、ちょっと織り柄の入った無地のものや定番のストライプ柄などを着ることが多いです。シャツも2日に一度の頻度で白を着ています。

──職業柄、守るべきルールは?

お会いする方との共感性が重要ですので、相手に合わせることは大切だと考えています。業種や相手の印象に合わせてフォーマルさの度合いなどを考えて選んでいます。メディア、消費財関係や自動車業界のような消費者のトレンドを意識する業界の方にお会いする際はちょっと明るめのスーツを着たり、ピンクやブルーなど色みのあるシャツを選んだりします。

──こだわっているポイントは?

無彩色よりも色があるほうが好きなので、ネクタイも明るめのものを選ぶことが多いです。また、目立たないように色を入れたりもします。今着ているスーツのシャドーストライプ(縞が見え隠れする織り柄)は、実は2色が交互に並ぶ織りです。そして、その1色と合わせてネクタイを選びました。自己満足的なちょっとしたこだわりですが、たまに褒めていただくことがあったりすると素直に嬉しいですね。

 

体形もファッションの一部と捉えジム通い
●弁護士ドットコム社長/弁護士 元榮太一郎氏

──定番コーディネートは?

スーツが基本で、細かい着こなしは会う相手や場所によって変えます。法律事務所に入りたての頃は、若さもあって服装も好きなものを着ていました。しかし独立してからは、TPOを意識するようになりました。例えば、ポケットチーフは目上の方にお会いする際には控えるようにしています。

──職業柄、守るべきルールは?

弁護士といっても、人によって服装はさまざま。着崩した格好で法廷に立つ弁護士の方もいらっしゃいますが、私にとって法廷は厳粛な場なので、ダークネイビーのスーツを着るようにしています。シャツは白、靴は黒、タイも落ち着いたデザインにしています。

──こだわっているポイントは?

体形もファッションの一部だと考えています。食事管理はもちろん、時間が許す限りジムにも通っています。そして、その体形に合うスーツをショップのスタイリストさんと相談してオーダーしています。

──服はどこで購入していますか?

東京ミッドタウンの「ビームス ハウス 六本木」で購入しています。スタイリストさんとはもう8年の付き合い。彼が提案しなければ、このダブルのスーツも着ていません。

(ボストン コンサルティング グループ日本代表 杉田 浩章、弁護士ドットコム社長/弁護士 元榮 太一郎 構成=平 格彦 撮影=花村謙太朗 写真=PIXTA)