第7次お茶戦争突入!巨人「お〜いお茶」の意外な死角

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2017年夏、緑茶飲料市場は絶好調だ。といっても猛暑の恩恵だけではない。市場が16年から一段と勢いを増しているのだ。緑茶飲料の熱い夏を追う連載第2弾、今回はトップブランドの伊藤園「お〜いお茶」の軌跡に迫る。(「週刊ダイヤモンド」編集部 山本 輝)

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「今年の市場の雰囲気は、2005年に似ている」。飲料大手である伊藤園の本庄大介社長は、決算会見の場でそうつぶやいた。

 キリンビバレッジの「生茶」の大リニューアルをきっかけに、各社が相次いで主力の緑茶飲料ブランドをリニューアルしたのが今年。同じ様なことが、実は05年にもあった。

 2000年以降にわかにブームが訪れていた緑茶飲料市場に、サントリー(当時)が鳴り物入りで「伊右衛門」を投入したのが04年。それに続き、翌年には日本コカ・コーラから「一(はじめ)」、アサヒ飲料からは「若武者」が発売された。

 相次ぐ大型商品の登場により、市場は活気づいた。05年の緑茶飲料市場の規模は4470億円(伊藤園調べ)と、過去最高をマークした。

 そして、今年。各社の商品刷新を背景に、05年のピークを越そうかという勢いを見せている。

 緑茶飲料市場は、常に戦争が繰り広げられてきた、壮絶な“レッドオーシャン”だ。

「我々の呼び方だと、現在は『第7次緑茶戦争』(笑)。お茶の歴史をたどると、確かにいくつか重要なタイミングがある」と語るのは、伊藤園マーケティング本部本部長の社三雄専務。社専務は、「お〜いお茶」の前身となる「缶入り煎茶」の開発から携わってきた、緑茶の生き字引だ。

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