入団会見後にさっそくピッチに出て、リフティングをするなど軽快な動きを見せた内田。白い歯をこぼれる。(C) Getty Images

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 現地時間8月23日、ウニオン・ベルリンへの入団が決まった内田篤人は、本拠地アルテ・フェルステライで移籍会見に臨んだ。
 
 同月20日に獲得が発表された際にはウニオンの公式サイトを通じて、「ふたたびフットボールができることを楽しみにしています」と語っていた内田。まず、移籍先に2部クラブを選んだ理由について問われると、「2部でも抵抗はない」と答え、こう続けた。
 
「1部から2部ということにも特に抵抗はなく、いいスタジアムといいファンがいれば、そこで仕事がしたいという気持ちですね。このチームは昨シーズン4位で、1部に上がらなきゃいけない。その手助けをしたいし、一生懸命やりたい」
 
 そんなウニオンの指揮官は、2012年12月から2014年10月までシャルケで薫陶を受けたイェンス・ケラーだ。そんな恩師とも呼べる人物の下でのプレーに内田は、「僕のポジションはサイドバックなので、うまくボールを繋ぎながらコントロールしたい」とビジョンを膨らませつつ、「そんなに若くないので、チームがうまく回るようなプレーをしたい」と語った。
 
 明るく応対する内田だが、ここ2年間は苦悩の日々を送った。2015年3月には右膝の負傷で長期離脱を余儀なくされ、同年6月には手術を決断。さらに苦しいリハビリ生活を強いられもした。
 
 会見では、「長い間休みましたが、その分ずっと練習はしているのでコンディションはいい。シャルケでキャンプをやってきましたし、試合もやっている。できるだけ早くピッチに立ちたい」と、周囲の不安を払拭するようにやる気を漲らせた。
 
 コンディションが良好であれば、日本代表復帰の道も開けてくるが、内田本人は、「行きたいけど、クラブの時はクラブに全力を尽くしたい。代表は代表。まずはここで100%を尽くすことだけを考えている」と、ウニオンでの活躍に集中している。
 
 そんな内田とウニオンの契約は、2018年6月までの1年間とされている。その期間について記者から訊かれると、「僕にとって契約年数は大事じゃない。1日1日が勝負なので、大きな問題ではないと思ってます」と返答。さらに将来的な日本サッカー界への復帰に関しては、「時と場合による。将来、僕を必要としてくれて、素敵なファンと素敵なスタジアムがあるクラブならどこでも良いですね」と、現時点でのビジョンを明かした。
 
 また、会見に同席したヘルムート・シュルテ強化部長は「ウチダの獲得で我々の強化計画は終了した。彼はずっと探し求めていたパズルのピースだったのです」と力説した。
 
「試合に出られるならポジションはどこでもいい」とも語ったウッシー。はたして、その意気込みは恩師ケラーに届くのか。
 
 ウニオンは現地時間8月27日にホームで、ビーレフェルトと対戦する。