猛暑から一転して冷夏感にさいなまれるようになった今日この頃。メディアクリエイト発表の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、該当週のセールスランキングの最上位には、前週に続く形でスクウェア・エニックスの新作「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(3DS)がついた。「ドラクエ」シリーズの正式なナンバリングタイトルで、前作の「X」とは異なり一人プレイ専用のゲームとなる。プレイヤーは「勇者」の生まれ変わりとして様々な場所を旅することになるが、その冒険は必ずしも一般的な勇者による冒険旅行のような楽しい、皆から歓待されるものでは無かった……といった、色々と含みを持つ内容。戦闘も非リアルタイム方式のコマンド入力スタイル。30周年記念的な作品でもあることから、タイトルなどにもあるように、原点回帰の意味合いが強い。過去作の「ふっかつのじゅもん」を使うことも可能。第三週に突入したがセールスは堅調なまま。王道的な作品として老若男女を問わず受け入れられている。なお第三位には同一作のPS4版がついている。先週には発売元のスクウェア・エニックスからはダウンロード版も合わせ、日本国内だけで出荷300万本突破のリリースが出ているため、両機種版合わせ累計販売本数でセールスが300万本を超えるのもそう遠い日の話ではあるまい。
第二位はレベルファイブの新作「スナックワールド トレジャラーズ」(3DS)。作品名から想像ができるように、お手軽感の強いカジュアルゲーム的なロールプレイングゲーム。レジャー施設建設のために居住地から立ち退きを強要された主人公による、復讐の旅が描かれている。リアルなアイテムも同時発売されており、それに内蔵されたチップデータを読み込むことでゲーム内に色々な特典が反映される仕組みもある。初週感想は高安まちまち。ゲーム内の仕組み「ジャンケンシステム」に対する評価が大きく分かれている。

第四位は任天堂の新作「スプラトゥーン2」(Nintendo Switch)。多人数同時参加によるプレーも可能なアクションペイントゲーム「スプラトゥーン」の続編で、シンプルなルールながらも多様な遊び方が楽しめる。今作では協力プレイの「サーモンラン」、一人でじっくりとプレイする「ヒーローモード」なども実装されている。第四週に突入したが、セールスは単週で9万本近くと前週よりアップする形で大いに堅調。他方、オンラインプレイにおけるバランス調整やマッチングへの不評の声はなお多いまま。

今回週も「ドラクエXI」の独走は続いている。単にこれまでのドラクエシリーズのファンがこぞって支持しているだけでなく、定番作としての丁寧な作りが、幅広い層から評価されているのだろう。