仏風刺週刊紙シャルリー・エブドの共同編集者であるローラン・スリソー氏(2015年2月24日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】仏風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)の最新号の表紙に、イスラム教およびスペインで発生した車突入事件を題材にした挑発的なイラストが掲載され、イスラムへの嫌悪を助長するものだとして物議を醸している。

 仏パリ(Paris)にある同紙の本社は2015年1月7日、イスラム過激派による襲撃を受け、人気漫画家らを含む12人が殺害された。

 問題のイラストが掲載されたのは23日付の同紙最新号で、2人の人物がワゴン車にひかれ血まみれで倒れている横に、「イスラム、永遠なる平和の宗教」という文言が記されている。

 同紙の編集者であるローラン・スリソー(Laurent Sourisseau)氏は社説で、このイラストを掲載した理由について、穏健で法を順守するイスラム教徒たちへの気遣いから、専門家や為政者が難しい問題を避けていると説明。「宗教の役割、特にイスラム教の役割に関する議論や疑問が、今回の襲撃事件においては完全に消えてしまっている」と指摘した。

 スペイン東部バルセロナ(Barcelona)およびその近郊にあるカンブリルス(Cambrils)では先週、人ごみの中に車が突入し、15人が死亡、100人超が負傷する事件が発生。モロッコ系の過激主義者十数人が関与していたとみられている。
【翻訳編集】AFPBB News