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先日から高校野球も始まり、夏真っ盛り。ジリジリと暑い毎日が続く。そんな日に向かったのは小伝馬町の「おか田」(東京都中央区)。東京メトロ日比谷線「小伝馬町」駅4番出口から徒歩2分。江戸通り沿いにある立ち食いそば店で、約2年前に文京区からこちらに移転されたらしい。「そばうどん」ののれんは目立つが、玄関の表札は、さながら割烹のような意匠。さすが日本橋である。

○オリジナルの「たぬきときつね」も

訪問したのは8月8日の12時半頃。小伝馬町はオフィス街のはずだが、少し早めの盆休みに入っている人もいるのか、心なしか人もまばらだった。自動ドアから店内に入ると、相客は3〜4人。店内は、中央に3人がけのテーブル、右側に着席カウンター、左側には立ち食いカウンターと券売機が2台ある。正面に厨房と冷水機、返却口があり、チャキチャキと快活な店員さんが3人くらいいた。

券売機のラインナップを見る。かき揚げ、コロッケ、カレー、わかめ……。スペシャルそばというのもある。たぬきときつね、天ぷらなどがミックスされたオリジナルメニューらしい(手書きのイラストで解説あり)。

迷いつつもふと目をやると、「冷しナスそば」(税込580円)が写真入りで季節限定メニューとしてプッシュされているのに気付く。限定となると、せっかくだから……というわけでこれをポチと押す。

○ナスの甘みはおろしで変わる

食券を渡して出来上がるまでは1分くらい。冷水で〆ることを思えば、かなり早い。隣に水を置くのも難しいくらいの小さなお盆で提供される。一目見るなり、「注文してよかった!」。中央に横たえているのは縞剥きされた焼きナス。その上に削り節がパラパラと。脇を固めるのは、おろし、わかめ、天かすにネギ。これぞ日本の夏、立ち食いそばの夏といった趣である。

麺は程よいコシがあり、ツルツルと口当たりがいい。さっぱりとしたツユは濃すぎず、焼きナスの甘みを十二分に引き出している。おろしを少しずつ溶かしながら食べると、またひと味風味が変わる。

少し値は張るが、その2倍の価値はある一杯。季節限定とのことだが、この夏にあと2回は食べたい。ちなみにこちら、8月11〜20日はお休みとのことなのでご注意を。

○筆者プロフィール: 高山 洋介(たかやま ようすけ)

1981年生まれ。三重県出身、東京都在住。同人サークル「ENGELERS」にて、主に都内の銭湯を紹介した『東京銭湯』シリーズを制作している。