[8.23 ACL準々決勝第1戦 川崎F3-1浦和 等々力]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は23日、準々決勝第1戦を行い、クラブ史上初の4強入りを懸けた川崎フロンターレと10年ぶりのアジア制覇を目指す浦和レッズが激突した。ベスト8で実現した日本勢対決の第1ラウンドは、ホームの川崎Fが3-1で先勝。第2戦は9月13日に埼玉スタジアムで行われる。

 リーグ戦3連勝中の川崎Fは19日のJ1札幌戦(2-1)と同じ先発メンバー。堀孝史新監督就任後、公式戦4試合負けなし(3勝1分)の浦和だが、ウォーミングアップ中にMF柏木陽介が負傷するアクシデントがあり、急きょMF青木拓矢が先発した。19日のJ1FC東京戦(2-1)からは先発2人が入れ替わる形となり、FW武藤雄樹に代わってMF矢島慎也が先発。矢島は今季ACL初先発で、7月12日の天皇杯3回戦・熊本戦(1-0)以来の公式戦先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は静かな立ち上がりを見せ、両チームともになかなかフィニッシュまで持ち込めない。それでもホームの川崎Fが徐々に圧力を強め、前半23分にMF家長昭博の左クロスを受けたFW小林悠が振り向きざまに右足でシュート。これはディフェンスに当たって枠を外れたが、その後も小林やMFエドゥアルド・ネットがミドルシュートを放つなど、浦和を押し込んだ。

 迎えた前半33分、川崎FはMF中村憲剛の“一人スルーパス”から均衡を破る。PA手前から縦パスを入れた中村は、家長に合わないと見るや自らエリア内に入ってワンタッチでDFマウリシオの股間を抜くドリブル突破。左サイドを深くえぐってマイナスに折り返し、小林が左足で流し込んだ。

 1点ビハインドで前半を折り返した浦和は後半開始からFW李忠成に代えて武藤を投入。しかし、次の1点を奪ったのも川崎Fだった。後半5分、エドゥアルド・ネットからのスルーパスに反応した小林がPA内左から左足を一閃。GK西川周作が弾いたボールをDFエウシーニョが右足で押し込んだ。

 2点を追う展開となった浦和も反撃に出るが、なかなか決定機をつくれない。後半25分に両チームが動き、川崎Fは中村に代えてDF登里享平、浦和は矢島に代えてFWラファエル・シルバを投入。すると同31分、浦和が少ないチャンスを生かして1点を返した。中盤から青木が浮き球のロングパス。これに反応した武藤がフリーでPA内に抜け出し、落ち着いて左足でGKチョン・ソンリョンの股間を抜いて流し込んだ。川崎Fの選手はオフサイドをアピールするも副審の旗は上がらず、浦和がアウェーゴールで1点を返した。

 1点差に詰め寄られた川崎Fだが、後半40分に再び突き放す。家長が左サイドからドリブル突破。DF遠藤航をかわしてゴールライン際までえぐると、ふわりと浮かしたクロスをファーサイドに逃げる動きでフリーになった小林がヘディングで流し込んだ。得点前から足をつったような仕草を見せていた小林はこの日2得点目でお役御免。直後の同41分にFW森本貴幸と交代した。浦和は後半42分、最後の交代枠でFW興梠慎三に代えてFWオナイウ阿道をピッチに送り込むが、2点目を取ることはできず、そのまま1-3でタイムアップを迎えた。

(取材・文 西山紘平)


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