名古屋みやげの定番「ゆかり」は新鮮な海老の身を丹念に焼き上げて作る海老せんべい

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夏休みシーズン、九州を飛び出して他県へ出かける機会も多くなる人も多いのでは。「いつもおみやげ選びに迷っちゃう」というあなたに、全国のウォーカー編集部が選んだ定番みやげを紹介しよう!

【写真を見る】一日平均15万個を売上げる「豚まん」(2個入り340円〜)

■ 東海エリア

◆坂角総本舗「ゆかり黄金缶」

「坂角のゆかり」と言えば、名古屋みやげとして真っ先に頭に浮かべる人も多いのではないだろうか。「ゆかり」は新鮮な海老の身を丹念に焼き上げて作る海老せんべい。創業以来、海老せんべい一筋を貫く「坂角総本舖」が手掛ける銘菓だ。ゆかりを“名古屋みやげ”としてのイメージを押し上げたのが、「ゆかり黄金缶」(10枚入り918円〜)の存在だろう。金色に輝く華やかなパッケージは「金鯱」に代表する名古屋の歴史を象徴し、表面のイラストには名古屋城と徳川家康公の姿が描かれている。パッケージだけではなく、包装紙、個包装、手提げ袋まで黄金缶特有の特別なあしらいが。購入し、持ち運び、個包装を開封するその時まで、黄金缶の特別さを演出し続けてくれる。

[坂角総本舗 葵店]愛知県名古屋市東区葵3-18-15坂角葵ビル1F / 052-932-0261 / 9:00〜19:00、土日祝は9:00〜18:00 / 8月21日、8月22日、1月1日〜1月3日休み

■ 関西エリア

◆551蓬莱(ほうらい) 本店「豚まん」

言わずと知れた大阪みやげの定番。1945(昭和20)年に、大阪難波の地で「蓬莱食堂」として開業し、創業当時は豚まんではなくカレーライスを販売していたというから驚きだ。台湾出身の創業者・羅邦強氏が、新たな商品を考案する際に故郷でなじみのある“饅頭”をヒントに、味やボリュームを大阪人の嗜好に合わせた豚まんが誕生した。一日平均15万個を売上げる「豚まん」(2個入り340円〜)は、粗切り豚肉と玉ねぎがおいしさの秘密の人気商品。玉ねぎは甘みの強い淡路島産のもの、豚肉は、ウデ・モモ・バラの3種類をミックスさせたものを使い、ジューシーに仕上がる工夫がされている。肉の旨味が強いこだわりの餡は、もっちりとした皮との相性も抜群。

[551蓬莱 本店]大阪府大阪市中央区難波3-6-3 / 06-6641-0551 / テイクアウト 10:00〜22:00、イートイン 11:00〜22:00(LO21:30) / 第3火曜(17年8月は第4火曜)休み

■ 横浜エリア

◆えの木てい「チェリーサンド」

1927年建設され、かつて外国人居留地だった山手に残る数少ない西洋館の1つ。暖炉、木製の上げ下げ窓、150年以上昔のアンティーク家具など、古き良き横浜の雰囲気が今も残る。歴史漂う西洋館で、創業から変わらないレシピを使った手作りケーキや、おいしいオリジナルの紅茶で優雅なひと時を楽しめる。同店の定番「チェリーサンド」(1個249円、6個入り1652円)は、さっくりとしたサブレにダークチェリーとクリームを挟んだロングセラー商品。クリームとほんのり甘いチェリーの風味がマッチした贅沢な味わい。自身のおやつ、横浜みやげにと、多くの人から愛されるお菓子だ。

[えの木てい]神奈川県横浜市中区山手町89-6 / 045-623-2288 / 10:00〜19:00(LO18:00)

■ 北海道エリア

◆スーベニアショップ「白い恋人」

北海道で誰もが知るおみやげと言えば「白い恋人」(9枚入り576円〜)だろう。札幌市の菓子メーカー「石屋製菓」が販売している洋菓子で、ホワイトチョコレートを挟んだものと、ミルクチョコレートを挟んだ2種類が販売されている。そんな「白い恋人」のネーミングの由来は、創業者がスキーを楽しんだ後に降り出した雪を見て「白い恋人達が降ってきたよ。」と発言したことがきっかけだという。このエピソードはパッケージにも記載されている。サクサクの食感とチョコの口どけが特徴で、生産時は天候や気温を細かくチェックし、変わらないおいしさを提供している。

[スーベニアショップ]北海道札幌市中央区大通西1 / 011-241-8555 / 営業時間はさっぽろテレビ塔に準ずる / 不定休

■ 九州エリア

◆明月堂「通りもん」

博多の和菓子の伝統に西洋菓子の素材を取り入れたという「博多通りもん(とおりもん)」(5個入り560円〜)。バター風味の白あんを、ミルクの風味のしっとりとした食感の皮が包む新しいまんじゅうだ。世界食品コンテストの「モンドセレクション」の金賞を17年連続で受賞するなど、今や世界に誇る博多名菓に。明月堂の数あるお菓子の中でも不動の人気ナンバーワンを誇る。名前の由来は、博多を代表する祭り「博多どんたく」にある。どんたく衣装に身を包み、笛や太鼓を鳴らして練り歩く人を博多弁で「通りもん」と言う。ミルクの香りがするハイカラな“衣装”であんを包んでいることから名付けられたというエピソードもユニーク。

[明月堂 博多駅マイング1号店]福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1博多駅マイング1F / 092-441-6445 / 9:00〜21:00 / 休みは博多駅マイングに準じる

【九州ウォーカー編集部】