RADWIMPS/ポルノグラフィティ/yonige【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017】4日目レポ<後編>

写真拡大

 2017年8月12日、茨城・国営ひたち海浜公園にて、今年で18回目となる【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017】の4日目が開催された。企画制作のロッキング・オン・ジャパンによると、全4日間で27万4,000人を動員した本イベント。Billboard JAPANでは、その最終日となるこの日の模様を一部抜粋してお伝えする。

 14時頃、早朝の雨模様から一変して8月らしい日差しが降り注ぐ<HILLSIDE STAGE>では、先日メジャー移籍を発表したばかりの2人組ガール・バンド、yonigeが登場。「大阪、寝屋川、yonigeです。ヨロシク!」と、4月にリリースした最新作『Neyagawa City Pop』の1曲目「our time city」でライブの幕を開ける。その最中にも人は続々と集まってきていて、この曲が終わる頃にはほとんど満員状態。それでも牛丸ありさ(Vo/Gt)は「よろしく〜」とラフな姿勢を崩さず、「アボカド」「センチメンタルシスター」と続ける。編成はサポート・ドラムを加えた3ピースで、アンサンブルをシンプルにまとめてはいるものの、ごっきん(Ba)のベースは骨太で、牛丸の歌声は力強く芯が通っている。<やっと今繋げた糸も きっといつかは切れるんだね>と歌い出しからセンチメンタリズム全開な「さよならアイデンティティ」、そこからテンポを落とす「最愛の恋人たち」ではアウトロの深く歪む轟音ギターに包まれる。しかし最後はストレートに疾走する「さよならプリズナー」という流れが潔く、気持ちの良い締めくくりとなった。

 今年デビュー15周年の節目に【RIJF】初登場したポルノグラフィティ。<GRASS STAGE>に詰めかけた観客は、「今宵、月が見えずとも」「メリッサ」「アゲハ蝶」と、冒頭から惜しみなく披露されるヒット曲に高まっていく。会場は大合唱とクラップで溢れ、すでにクライマックス感すら漂っていたが、「フレッシュな気持ちで、楽しんで帰ります!」と、「THE DAY」から「渦」「Mugen」を次々に披露。ステージの端から端まで走り回りながら、息を切らすことなく大迫力の歌声を響かせる岡野昭仁(Vo)と、冷静に、けれど熱くかき鳴らす新藤晴一(Gt)のギター・プレイで会場を巻き込んでいく。「フェスにあまり出慣れてないから、リスト・バンドをキュッときつく締めすぎちゃって。手首から上がそろそろ死にそうですけど、みんなが楽しんでくれるならこの手はどうなってもいい!」と、岡野がMCで笑いを取ってはいたものの、初登場とは思えぬ慣れた姿にベテランの風格を感じずにはいられない。終盤では「Century Lovers」冒頭の(恥ずかしい)コール&レスポンスで盛り上げた後、「ハネウマライダー」へと繋ぎ会場中のタオルが旋風する。新旧を織り交ぜたセットリストで一向に熱気の冷めることなき会場を、デビュー曲「アポロ」で最後の最後まで熱狂させた。

 ポルノグラフィティからのバトンを受けとり、4日間の大トリを飾ったのは、7年ぶりの登場となったRADWIMPS。メンバーが登場し、野田洋次郎(Vo/Gt/P)が深々とお辞儀をすると、「夢灯籠」から【RIJF2017】最後のステージが幕を開けた。「夢灯籠」の出だしの音が出なかったことを悔やんだ野田が、「好きな曲だったのに悔しいなぁ」と、冒頭部分をアカペラでリベンジし、逆に盛り上がりを見せたりと、ミスさえもパフォーマンスに変えていく。その名を全世代に知らしめた「前前前世」ではイントロから観客を発狂させたかと思いきや、「棒人間」「スパークル」では広大な<GRASS STAGE>の会場を、美しいピアノの音色と共に優しく包み込む。「ここからはROCK IN JAPANらしくロック全開でいきます!」と「DADA」「おしゃかしゃま」を畳み掛けていき、野田が指揮を取りながら、ギター、ベース、サポートツインドラムのバトルも繰り広げられ、会場のテンションは最高潮に。「05410-(ん)」や「いいんですか?」「君と羊と青」などでは大合唱を起こし、世代を超えての人気を見せつけた。アンコールでは、野田がステージの照明を落とし、観客に携帯のライトを付けるよう指示。約6万人の携帯のライトが光り輝く会場で、アンコールは「トレモロ」からスタート、2曲目に「有心論」を届け、過去最高来場者数の27万4,000人を動員したイベントのフィナーレを飾った。

◎イベント情報
【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017】
2017年8月5日(土)〜6日(日)
2017年8月11日(金・祝)〜12日(土)
茨城・国営ひたち海浜公園