全国の障がい者福祉施設(以下、福祉施設)に対する、寄付金募集サイト『うまふく』がオープンしました。

『うまふく』とは、福祉施設に対する寄付と、寄付に対する返礼品で、福祉施設の商品や活動のPRと、今後の取り組みのための資金調達を目指したサービスです。

少しでも改善させるために

一般企業への就労が困難な障がい者が、生活訓練や生産活動を行う福祉施設では、多くの施設で食品や手工芸品などを製造・販売しています。

しかし、作業工賃は全国平均で1人月額1万5千円程度(平成27年 厚生労働省調べ)と低くいのが現状です。

福祉施設の利用環境を改善していくには、収益増大に向けた販売促進や認知度向上、商品開発や生産体制整備のための資金調達が必要になります。

そこで『うまふく』は、以下のような取り組みで、福祉施設への理解促進と寄付の拡大を目指しています。

1.商品や活動をPRして、福祉施設の販売促進につなげる

取り組みや寄付金の使い道をサイト上で紹介。さらに、返礼品として商品を送ることで、顧客層の拡大につなげます。

2.規格外の商品等を返礼品として使用し、製造の無駄を削減

品質には問題ないが、何らかの理由で販売できないものを返礼品として使用し、これまで廃棄されていた商品を福祉施設のPRや資金調達に役立てます。

3.返礼品と寄付金控除で、寄付ユーザーにもメリットがある仕組み

寄付ユーザーは、寄付金に応じた返礼品を選択し、実際に商品を試すことができます。また、社会福祉法人や認定NPO法人に対する寄付金は、寄付金控除の対象となり、所得税や住民税が一部控除される場合があります。

今後は、掲載施設を全国の都道府県に広げ、2017年年末までに10施設、2018年末までに50施設の掲載を目指していくそうです。

ふるさと納税のように、寄付することで所得税などが控除される場合がある『うまふく』。福祉施設の環境が少しでもよくなるように、こういった活動が広まってほしいものです。

うまふく

※寄付金控除の適用を受けるには、確定申告等の手続きが必要となります。

[文・構成/grape編集部]