23日、韓国メディアによると、ソウルにある慰安婦少女像11体のうち3体について「無断で設置された」と指摘する声が上がっており、ソウル市と自治区が対応に頭を悩ませている。写真はソウル。

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2017年8月23日、韓国・ソウル経済によると、ソウルにある慰安婦少女像11体のうち3体について「無断で設置された」と指摘する声が上がっており、ソウル市と自治区が対応に頭を悩ませている。

ソウル市によると、同市の蘆原区、九老区、銅雀区にある3体の少女像はいずれもソウル市所有の土地に設置されているが、ソウル市による事前の審議を受けていない。

蘆原区の公園にある少女像の設置は蘆原区庁が主管した。約9億ウォン(約8700万円)を投入して公園内に韓国の歴史を正しく学ぶ「歴史の道」をつくる事業の一環だったという。蘆原区は「ソウル市の支援を受けて『歴史の道』をつくったため、少女像の設置に別途許可が必要だとは思わなかった」と説明した。

九老区と銅雀区にある少女像は民間団体が主管して設置した。九老区の市民団体は基金を集めて九老駅前の広場に少女像を設立したが、その際、九老区は追加で補正予算を編成し、1500万ウォン(約145万円)を支援した。九老区関係者は「区庁は少女像を公園に設置するよう勧めたが、市民団体側は人通りの多い駅前広場への設置にこだわった」と明らかにした。

ソウル市は今月初め、各区庁に事前審議を受けなかった理由を記載した経緯報告書を提出するよう求め、区との協議に乗り出した。少女像を区が所有する土地に移転した後、審議を経て再び元の地域に移す方案などが話し合われているという。

しかし、自治区との協議は難航するとみられている。銅雀区は「慰安婦像の建立を主管した団体に区議員が所属している」としてソウル市の移転提案に難色を示している。ソウル市も世論の反発を避けるため、強制撤去など一方的な措置には消極的だという。

この報道に韓国のネットユーザーからコメントが寄せられているが、「事前審議は受けるべき。好き勝手に設置したら管理も疎かになる。その費用で(元慰安婦の)おばあさんたちを支援した方がいい」「何かを主張する時はルールを守らなければならない。韓国が先進国になるにはまだ時間がかかりそう」「少女像を設置するためなら何をしてもいいと考えているの?法律は守ろうよ」「強制的に撤去するべき。違法なことをしておきながら、日本に法的賠償を求めるのはおかしい」など無断設置に批判的な声が多い。

一方で「何とかして少女像を守るべき。撤去した瞬間、ソウル市は日本の手下とみなされる」「少女像に関しては柔軟に対応するべき」と主張する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)