中国では出稼ぎにより離れ離れになる夫婦が増えており、離婚調停の際に当事者が裁判所に出席できず調停が滞るといった問題が発生している。こうした中、山東省徳州市陵城区の裁判所は18日、チャットアプリを使用した調停を行った。

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中国では出稼ぎにより離れ離れになる夫婦が増えており、離婚調停の際に当事者が裁判所に出席できず調停が滞るといった問題が発生している。こうした中、山東省徳州市陵城区の裁判所は18日、チャットアプリを使用した調停を行った。23日付で大衆網が伝えた。

離婚調整の申立人は男性側。夫婦は2009年に結婚したが、女性は2012年から日本に出稼ぎに出かけ、それ以来帰ってきていない。約6年間離れ離れになり、夫婦関係も冷め、男性は離婚を申し立てた。

申し立てを受け、裁判所は女性に書類を郵送し連絡を取ろうとしたが、両親も現在日本のどこに住んでいるのか把握しておらず、裁判所は申立人と相手方に許可を取り中国のチャットアプリ・微信(Wechat)を使うことを決めた。18日にパソコンでチャットアプリを開き、男性と女性の代理弁護士立ち合いのもと、「動画呼び出し」機能で妻が出席。本人確認を終え、双方に意見を聞き約30分後に離婚調停は成立した。当事者の2人は始終落ち着いた様子で、“円満”に離婚に至ったという。(翻訳・編集/内山)