[8.20 J2第29節 横浜FC1-0水戸 ニッパツ]

 攻守に奮迅の活躍を見せた。今季、町田から横浜FCに加入したDFカルフィン・ヨン・ア・ピンが移籍後初ゴール。この1点を守り抜いたチームは4試合ぶりの白星で勝ち点を46に伸ばし、昇格プレーオフ圏内6位の東京Vと勝ち点1差の7位に浮上した。

 スコアレスで折り返した後半8分に左CKを獲得すると、キッカーのFWレアンドロ・ドミンゲスはショートコーナーを選択し、MF中里崇宏が左後方からクロス。ファーサイドのヨン・ア・ピンが「頭でうまく合わせられた」と高い打点からヘディングシュートを放ったが、水戸GK笠原昂史が横っ飛びでセーブ。それでも、こぼれ球をおさめたレアンドロ・ドミンゲスのクロスを今度は左足で冷静に押し込んだ。

「ボールの高さが難しい位置だったのでインステップではなく足の裏でうまく合わせました」。ヨン・ア・ピンはこれが移籍後初ゴール。町田に在籍していた16年7月24日のJ2第25節水戸戦(3-3)以来、約1年ぶりにまたも水戸戦でゴールネットを揺らした。

 守っては水戸のスピードある攻撃を封じた。「普段はフィジカルにフォーカスしているけど、今週はスピードを意識して体をつくった。瞬発力が出るように、ウェイトもいつもより低い重さでトレーニングしました」。その対策が奏功し、FW前田大然、FW齋藤恵太らアタッカー陣を抑え、バイタルエリアで自由に仕事をさせなかった。

 立ち上がりには出鼻をくじかれる判定を受け、「悪夢ですね」と苦笑い。前半11分、ロングボールに抜け出したFW林陵平のカウンターを阻止しようと林の前に体を入れたが、イエローカードを提示された。「自分のほうが前にいたのになぜ警告がでしまったのか」。納得はいかなかったが、6試合ぶりの完封勝利に貢献したオランダ人DFは、通訳を介さずに日本語で「しょうがない」と笑い飛ばした。

(取材・文 佐藤亜希子)
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