日本でも興行収入のNo1オープニング大ヒットとなった『スパイダーマン:ホームカミング』。もうご覧になりましたか?本当にキュートでワクワクするような青春系ヒーロー映画です。そこでリピーターの方のための、ネタバレ系マニアックなトリビア解説です。
もう一度言います!基本、「観ていること前提としているネタバレ解説」なので、映画を観てからお読みください!量が多いので2回に分けてお届けします。

■そもそもホームカミングとはどういう意味?
この作品では、学校のパーティー行事をさしています。どうやら卒業生や在校生が一緒になって参加するパーティーみたいで卒業生も来るからホームカミング(帰郷)みたいな言葉が入っているそうです。ですが、このタイトルは“掛け言葉”になっていて、

1、スパイダーマンがマーベルの世界に帰って来た(本作はスパイダーマンがMCU:マーベル・シネマティック・ユニバースの一員になった)

2、スパイダーマンが地元=故郷の人を守るヒーローになることを選択する
なおコミックスではホームカミングというエピソードがあって、宇宙の戦いからNYにスパイダーマンが戻ってきたエピソードでした。(この帰郷の後、しばらくスパイダーマンはブラック・スパイダーマンになるのです)

■ダメージ・コントロール局とは?
アイアンマンことトニーが政府と作るダメージ・コントロール局(社)はコミックにも登場します。要はヒーローvsヴィランの戦いで損害が出た場合を保障する保険会社&復興建築会社みたいなものです。1989年1号の表紙にはスパイダーマンが登場していました。原作ではスパイダーマンの宿敵でNYの犯罪界のドン ウイルソン・フィスク(キングピンとも呼ばれる。Netflix「デアデビル」のヴィラン)もこの会社に出資しています。

■アニメ版「スパイダーマン」のテーマ曲がかかる
マーベル・スタジオのタイトル・ロゴにかかるこの曲は1967年「スパイダーマン」のアニメのテーマ曲。日本でも放送されていました。この曲は、サム・ライミ版の「スパイダーマン」映画でも引用されていました。
今回の作曲家マイケル・ジアッチーノがアレンジしています。
https://twitter.com/m_giacchino/status/865664095084662785

■バット、バード、バルチャー
今回ヴィランを演じるマイケル・キートンは1989年の「バットマン」でおなじみ!そして2014年のアカデミー賞映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でヒーロー映画バードマンの主役を演じていた俳優の役を演じていました!ナイスなキャスティングですね。

■ベティ・ブラントもいる
校内放送の美人学生キャスターの名前がベティ・ブラントですが、同名のキャラがサム・ライミ版の「スパイダーマン」シリーズで、ピーターがバイトしている新聞社デイリー・ビーグルの編集長秘書として登場しています。サム・ライミ版でベティを演じていたエリザベス・バンクスは映画「パワーレンジャー」の怖いヴィラン、リタ・レパルサを演じていましたね。

■学校内で称えられているMCUの科学者たち
ピーターの通う高校は、本作では理系に特化した高校という設定のようです。従ってMCUに今まで登場した科学者の顔が、名科学者としてアインシュタインの肖像のように学内に飾られています。よーくみると、アイアンマンことトニー・スタークの父ハワード・スターク、ハルクに変身してしまうバナー博士、キャプテン・アメリカを生んだ超人血清を作ったアースキン博士の肖像が。

■目が動く
今回のスパイダースーツはハイテクで、ピーターの感情に会わせ目が動くようになっています。もともとスパイダーマンはコミックでもアニメでも目の部分のちょっとした描き方で彼の喜怒哀楽を表現してきました。このコミックならではの表現方法を上手くとりれたのですね。

■ここで登場、スタン・リーさん
ピーターが自動車泥棒と間違えて大騒ぎになるアパートのシーンで窓からスタン・リー氏登場。去年東京コミコンでスタン・リー氏にお会いした時、トム・ホランドくんはまさにピーター・パーカーを演じるために生まれてきたような子と太鼓判でした!

■ハルクとソー
スパイダーマンがATMでアベンジャーズの仮面をかぶった強盗たちと戦うシーン。ハルクとソーのマスクを被った連中と出くわした際、「やっと会えたね」と軽口をとばします。そう!ハルクとソーは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にはソーとハルクは登場していないから、ピーターは会っていないのですね!ソーとハルクは次のマーベル映画「マイティ・ソー:バトルロイヤル」で共演!

■ピーターはスター・ウォーズ ファン
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の戦いの時に、スパイダーマンが「スター・ウォーズ:帝国の逆襲」のことを思い出し、巨大化したアントマン(ジャイアントマン)を倒そうとするするシーンがあります。従ってスパイダーマンことピーターは「スター・ウォーズ」好きであることがわかりますが、だからネッドとレゴのデス・スター作ったり、よーく見ると彼の部屋にスター・ウォーズのフィギュアが飾られているのです。

■メイおばさんはトニー・スタークが嫌い?
メイおばさんがピーターに「わたしはトニー・スタークのこと好きじゃない」と言うシーンがありますが、演じているマリサ・トメイは実生活でトニー役のロバート・ダウニーJrと付き合ってたことがあるのです。また映画「レスラー」でミッキー・ロークと共演。ミッキー・ロークはその後「アイアンマン2」でウィップラッシュ役でアイアンマンと戦いますね!なおメイおばさんがピーターにおしゃれの指南をするシーン、彼女は赤と青のスパイダーマンと同じ配色のコーデでしたね。

■あの韓国語は?
これについては僕が韓国語読めないので、海外のサイトからの受け売りですが(笑)メイおばさんとピーターが食事しているタイ・レストランの横に韓国語の看板が「アスガルド韓国教会」と書いてあるそうです。つまりソーたちアスガルドの神々を信奉する宗教がある、ということですね。

■これはデッドプールのこと?
高校の体育のシーンで、リズたちがヒーローで恋人にするなら誰か?みたいなトークをしています。そのときリズがスパイダーマン推ししますが、「マスクの下がどろどろに焼けただれた顔だったらどうする?」みたいなツッコミをされます。どろどろの顔をマスクで覆う?これってデッドプールのことを言っているのかな?(笑)MCUではX-MENはいないのですが。

■メイおばさんのカーナンバーに注目!
メイおばさんが車でリズの家のホームパーティにピーターとネッドを車で送るシーン。車のカープレートに注目。「AMF-1562.」となっています。これってスパイダーマンが初登場した1962年「アメイジング・ファンタジー誌15号=AMAZING FANTASY #15 1962」に由来します!

後編に続く・・

文/杉山すぴ豊