ランボルギーニが高級スマホ「Alpha-One」を発売。リキッドメタルにイタリアンレザー採用で約27万円
高級携帯・スマートフォンというと、最近では1台100万円を超える超高級端末で知られていたVertuの経営破綻が記憶に新しいところです。1台買えばその先何十年も価値を失わずに使い続けられる高級腕時計や高級車とは違い、数年経てば価値が下がるどころか、使えるのかも怪しくなるスマートフォン市場では高級端末が生き残るのは難しいことをあらためて思い知らされた形です。

しかしながら良いものを追い求めた結果、所有するものが高価にならざるをえないセレブな方々も世界にはたくさんいるのでしょう。トニーノ・ランボルギーニが発売した「Alpha-One」は、誰が見ても納得の高級スマートフォンです。



筐体フレームにはチタン合金よりも強靭なリキッドメタルを採用。背面にはイタリア産のブラックレザーが貼られ、しっかりと高級感を演出しています。

ただ、スマートフォンとしての仕様は、5.5インチ 2560x1440のディスプレイにSnapdragon 820を搭載。RAM 4GB、ストレージ 64GB、カメラは20MP f/1.8。バッテリー容量は3250mAh。正直に言ってしまえば1世代前のハイエンド端末といったところで車のランボルギーニほど「速い」わけではなさそう。コネクターにUSB Type-Cを採用しているところが微妙に今風です。OSはAndroid 7.0。



気になる価格は価格は2450ドル(約26万8000円)と確かに高いものの、おそらくこの端末を買おうとする人にはバーゲン価格と言えそうです。というのも、トニーノ・ランボルギーニが2015年に発売したスマートフォン「88 Tauri」の6300ドル(当時価格)に比べても、Alpha Oneは半額以下でしかありません。このあたりが安くなりすぎず高級感も損なわないちょうどよい設定なのかもしれません。

Alpha Oneはオンラインサイトのほか、英国では高級百貨店のハロッズ、UAEでは世界最大のショッピングセンター ドバイモールやアトランティス・ザ・パーム、ジュメイラ アル カスルなどの高級ホテルで取り扱われるとのことです。

ちなみに"トニーノ・ランボルギーニ"とはスポーツカーのランボルギーニ創業者フェルッチオ氏の長男トニーノ氏がオーナーの高級ブランド。そしてトニーノ氏の息子の名もまたフェルッチオです。