ピッチ外では、今でもMSNの絆は不変のようだ。対して、経営陣と選手間の問題が浮き彫りとなっているバルサ……。イニエスタも退団の可能性を仄めかすなど、クラブには不穏な空気が漂っている!? 写真は昨シーズンのコパ・デル・レイ決勝後。 (C) Getty Images

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 バルセロナ経営陣とブラジル代表FWネイマールの争いは泥沼化の様相を呈しているが、その一方で、彼と古巣の同僚たちとの関係は今なお良好のようである。

 パリ・サンジェルマンにネイマールを引き抜かれたバルセロナは、現地時間8月22日、ネイマールに対して、すでに支払い済みの850万ユーロ(約10億9000万円)を、契約違反を犯したとして返金するよう求め、提訴していることを明らかにした。
 
 バルセロナによると、11日付で労働裁判所に訴えを起こしており、スペイン・サッカー連盟を通じてフランス・サッカー連盟やFIFAにも訴状を送っている。損害額は850万ユーロに10パーセントの滞納金を加えた額とした。また、ネイマールが支払えない場合は、パリSGに責任があると訴えている。
 
 パリSGは、これについて「驚き」と声明。クラブとネイマールは法と規則を順守してきたことを強調し、「バルセロナの姿勢を遺憾に思っている」と相手を非難した。
 
 ネイマールも、バルセロナの上層部に対する怒りを隠していない。2ゴールの活躍で本拠地デビューに華を添えた20日のトゥールーズ戦後、「彼らはあそこにいるべきではない」とバルセロナ経営陣を批判していた。両者の“闘争”は、泥沼化の一途を辿っている。
 
 一方でネイマールは、かつてのチームメートたちとは友情を育み続けている。22日には、休日を利用してバルセロナを訪れ、旧友たちと再会したようだ。
 
 リオネル・メッシとルイス・スアレスは、ネイマールとの「MSN」トリオの写真をSNSにアップ。メッシはジェラール・ピケのハッシュタグをつけ、「彼が戻った」とコメントを添えた。ネイマールの去就が不透明だった先月、世界で話題になった「彼は残る」というピケのツイートをなぞらえたものだ。
 
 ネイマール本人も、メッシの投稿をリポストし、「恋しい友人たち」とコメント。また、ピケとのツーショット写真もアップし、「彼は残る」と冗談を飛ばしている。
 
 友情を保つ選手たちがSNSで再会を報告するのは、特別なことではない。ただ、クラブがネイマールへの提訴を発表した日ということもあり、一部では経営陣への当てつけではないかとの見方も浮上している。
 
 選手たちが現経営陣に不満を抱いているとの噂は、後を絶たない。
 
 メッシは最近、合意している契約延長にまだサインしていないことが発覚。現行契約が2018年までということもあり、去就を巡る噂が浮上している。恩師ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮を執るマンチェスター・シティが、契約解除金を支払うとの報道も出回っているところだ。
 
「MSN」トリオのSNSを見て、不安を感じているバルセロナ・サポーターも少なくないかもしれない。