ポルトガル南部で新たなスタートを切る中島。切れ味抜群のドリブルと確度の高いフィニッシュを新天地でも披露できるか。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 FC東京からポルトガル1部リーグのポルティモネンセへのレンタル移籍を発表した中島翔哉。同時に入籍も報告し、公私ともに新たなスタートを切ることとなった。
 
 2013-14シーズンから1年半に渡って金崎夢生(現・鹿島アントラーズ)がプレーしたため、日本のサッカーファンの間でもそれなりの知名度があるポルティモネンセ。あらためてクラブのプロフィールと今シーズンの陣容などを紹介しておこう。
 
 クラブ創設は1914年と古く、ポルトガル最南端のリゾート地、ポルティモンに本拠地を置く。トップリーグやカップ戦でのタイトル獲得はなく、昨シーズンの2部リーグ優勝がいわば最高実績。7年ぶり2度目の1部昇格を果たした。
 
 自慢は2部リーグでトップの70得点を叩き出した攻撃力にある。MFパウリーニョ、ウェリントン・カルバリョ、エベルトン、元鹿島のFWファブリシオなどレギュラー陣にはブラジル人が多く、テクニカルなサッカーが身上。スタメンの平均年齢が24歳を切る、若いチームだ。昨シーズンからチームを率いるのがポルトガル人のビトール・オリベイラ監督。これまで下部リーグや1部中堅の15クラブを指揮してきた、63歳の叩き上げである。
 
 注目はふたりの日系ブラジル人プレーヤーだ。ひとりは北海道生まれでブラジル人の父を持つ、元ポルトBのMFテオ・リュウキ(亀倉龍希)で、もうひとりは左ウイングのファーストチョイスであるFWブルーノ・タバタ。現チームのシステムは4-3-3で、中島が左サイドで定位置確保を狙うなら、この20歳の新鋭・タバタとの争いになるだろう。
 
 開幕からの3試合は1勝2敗で、現在9位。中島は8月27日に合流予定で、早ければ9月10日(5節)に敵地で行なわれる強豪ベンフィカとの一戦がデビューゲームとなるか。新天地でのパフォーマンスに期待がかかる。