メキシコの首都メキシコ市に展示されている、米アーティストのミッチ・オコネル氏がドナルド・トランプ米大統領を描いた看板(2017年7月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】青い肌、歪んだ顔、膨らんで飛び出した眼球―――。しかしこの髪型は見間違いようがない、米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領だ。このエイリアンのような姿をしたトランプ氏の巨大な看板が、メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)の最も混雑する道路に面して掲げられている。

 この作品は2015年、米国人アーティストのミッチ・オコネル(Mitch O'Connell)氏(56)によって、シカゴ(Chicago)で行われたホラー映画祭のために制作された。

 オコネル氏は当初、米国内の看板にこの作品を展示しようと考え、クラウドファンディングで3000ドル(約33万円)の資金を調達していた。しかし、いくつかの都市で展示を拒否されてしまったという。

「大手の看板会社は、人々から反対運動を受けることを心配していたのだと思う。実際、トランプ大統領が作品についてツイートしたり、会社をバッシングしたりする可能性もあったから」

 その後、メキシコ市にあるギャラリーが名乗りを上げ、トランプ氏から何かとこき下ろされることの多い国、メキシコで展示されることなった。

 今、この看板はメキシコ市に住む人々の心を揺さぶる存在となっている。

 メキシコ市で働くあるコンピューター・プログラマーは「このアーティストは、トランプ氏がどうメキシコを扱っているかの本質を捉えたかったのだと思う。トランプ氏は私たちのことをあまり尊重していない」と話した。
【翻訳編集】AFPBB News