白報道官(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は23日、軍が今月11日午後、北朝鮮に近い大延坪島付近の海上で遺体1体を見つけたと明らかにした。政府合同調査の結果、北朝鮮住民とみられ、北朝鮮側に送還する方針という。

 遺体は女性で40代半ばから後半とみられるという。

 白報道官によると、大韓赤十字社が23日午前に北朝鮮の赤十字委員会に対し、遺体を25日午前に南北軍事境界線にある板門店で引き渡す計画を伝えたが、北朝鮮側から返答はなかった。23日に国連軍司令部軍事休戦委員会を通じてあらためて送還計画を通知する方針だ。

 北朝鮮側が遺体を引き取る意向を表明しない場合は関連規定により、管轄の仁川市が火葬して無縁仏墓地に送るという。