清武英利『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』表紙

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連続ドラマ『石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜』が、11月からWOWOWで放送される。

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2001年に発覚した「外務省機密費流用事件」を題材にする同作。ノンフィクション作家・清武英利が同事件についてまとめた著書を原作に、佐藤浩市と江口洋介演じる無名の刑事たちが横領の真相を暴いていく様子を全8回で描く。監督を若松節朗、脚本を戸田山雅司が担当する。

佐藤浩市が連続ドラマで主演を務めるのは、2011年の『陽はまた昇る』以来約6年ぶり。同作への出演について佐藤は、「背骨がリアルな物語のため、ヒリヒリとしたリアリズムを大切に、いかに我々が血として、肉として演じられるか、が勝負だと感じています」と述べている。江口洋介は「佐藤浩市さんとの共演は今回初めてで、俳優として先輩の佐藤さんの上司役を演じるということが面白く、楽しんで演じていきたいです」とコメントしている。

■佐藤浩市のコメント
このような企画に挑んだスタッフの気概に応え、映像としてしっかりお届け出来るようにしたいと思っています。背骨がリアルな物語のため、ヒリヒリとしたリアリズムを大切に、いかに我々が血として、肉として演じられるか、が勝負だと感じています。
日本人は、喉元過ぎるとこのような大きな事件も忘れてしまう。でも、それではいけない。
敢えて今、この事件を振り返ることで、こんなことが行われている日本に対し、我々国民がちゃんと自分たちに関係があることとして、声高に意見をぶつけていかなければならないのだとこの脚本を読み、改めて実感しました。

■江口洋介のコメント
「しんがり」に続きこの作品も実話がベースになっていて、さらにタブーとも言える大きな事件を扱っているため、緊張感と共にやりがいを感じています。僕たち国民が知り得なかった国家の暗部に石を投げ続けた刑事たちの姿を、観てくださる方々に気持ち良く感じ取っていただけるよう、1シーン1シーン積み重ねていきたいと思います。佐藤浩市さんとの共演は今回初めてで、俳優として先輩の佐藤さんの上司役を演じるということが面白く、楽しんで演じていきたいです。