数々のNBA選手が“ケガ”によってキャリアを狂わされたが、その中でもファンがもっとも悔やむのがグラント・ヒルと、アンファニー“ペニー”ハーダウェイだ。

この“ペニー”という愛称は、幼い頃に親代わりに育ててくれた祖母がハーダウェイのことをpretty(可愛い)と言っていたが、なまって周囲にはペニーと聞こえたところからきている。

しかし、ことプレイに関しては相手にとって可愛さのかけらも感じないほど飛びぬけた実力を持っていた。彼は身長201僂塙眇板垢覆らパスセンスや創造性にあふれ、マジック・ジョンソン2世やネクスト・ジョーダンの筆頭と謳われたほどの才能の持ち主だったのだ。そんな彼のTOP10プレイがこちら。

https://youtu.be/nyuBf-EZ6c0

出典: youtu.be

第10位、8位、1位のプレイのように、まるで全盛期のマジックを見ているかのようなノールックパスの数々はため息ものだ。その状況を作り出す創造性もほかの選手とは一線を画していた。中でも、肩越しなどから出す背後へのパスはピカイチである。

そして、第9位、6位、4位、2位のようなダブルクラッチは、まさにジョーダンばり。こちらも左手を使ったり、クルっと回転して後ろからシュートを放ったりと変幻自在で、このあたりからもペニーのバスケットセンスがひしひしと感じられる。

このように、ワクワクするプレイの数々でキャリア2年目からNBAを代表するスターに成長したハーダウェイは、このまま順調にNBAのスーパースターになるはずだった。

……が、膝のケガによってその後のキャリアは下降線をたどる。しばらくNBAで現役を続けてはいたが、初期のような活躍を再び披露することはできず、そのまま引退した。

その華麗なプレイとルックスから『スラムダンク』に登場する沢北栄治のモデルとも言われているペニー。日本でも、ジョーダンの後のスーパースター候補としてとても人気を集めた選手だったが、現在は地元の親友と共に中学バスケのコーチを務めている。

一瞬ではあったが、流れ星のようにキラリと強烈に輝いたあのプレイの数々は、今も色あせずにファンの心をがっしりと掴んでいる。