韓国 けさのニュース（８月２３日）
米財務省は２２日（現地時間）、北朝鮮の核・ミサイル開発に関連し、中国とロシア、シンガポール、ナミビアに拠点を置く企業１０社と中国、ロシア、北朝鮮の個人６人を新たに制裁対象に加えると発表した。北朝鮮核問題に絡む米政府の独自制裁対象の発表は今年だけで４回目となる。
◇文大統領 きょう外交部と統一部から業務報告
韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領が２３日午後、外交部と統一部から業務報告を受ける。大統領就任後初の業務報告。各部は業務内容を列挙するのではなく、いくつかの主要政策を報告し、これに関し討論する形式を取る。この日は北朝鮮問題も取り上げられる見通しだ。
大型スーパー最大手のイーマートが２３日から、鶏卵の小売価格（３０個入り）を１００ウォン（約１０円）引き下げ６８８０ウォンとする。同社関係者は「卵から殺虫剤成分が検出された問題で需要が半分近く急減し、産地で卸売り価格が急落した」と説明した。さらに数日以内に６０００ウォン台前半まで引き下げ、消費を促す予定だ。
◇韓国初の女性首相が出所 闇献金受け取りで２年服役
韓国の元首相で、建設業者から違法な政治資金を受け取った罪で服役していた韓明淑（ハン・ミョンスク）氏が２３日早朝、満期出所した。ソウル近郊、京畿道の議政府刑務所の前で与党関係者や支持者に出迎えられた韓氏は、「２年間、実に厳しい苦しみがあったが、新たな世にようやく出会えることができ、感謝する」と述べた。
◇革新派の新最高裁長官候補 絶大な人事権の扱いいかに
大法院長（最高裁長官）候補に氏名された金命洙（キム・ミョンス）春川地裁所長が就任した場合、大法院長の絶大な権限をどこまで行使するかに関心が集まっている。大法院長は憲法と法院組織法に基づき、約３０００人の裁判官の任命権と昇進・異動の権限、司法行政の権限を持つ。金氏は法曹界の代表的な革新派とされるが、司法改革の要となるこの問題に関してはまだ公に立場を明らかにしていない。
◇基礎年金受給の高齢者 満額受け取りは５５％
基礎年金（国民年金）の受給対象者のうち、満額を受け取る人は半数強にとどまることが２３日、分かった。保健福祉部によると、４月時点で６５歳以上の高齢者約７１２万人のうち基礎年金を受給する人は６６．７％だった。受給者全体のうち、満額（物価上昇率を反映し月２０万６０５０ウォン）を受け取る受給者は５４．９％。１人当たりの平均受給額は月１８万ウォン程度となっている。
