北朝鮮の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)板門店代表部は22日、米韓軍が21日から、合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」を実施していることについて報道官談話を発表し、「朝鮮半島に殺伐な戦争の雰囲気を醸成している」と非難した。同日、朝鮮中央通信が報じた。

談話は、米韓軍が「わが最高首脳部を『除去』するための『斬首作戦』と『秘密作戦』訓練、われわれの弾道ロケットに対応する訓練に重点を置いて、今回の演習を強行している」と指摘した。

また、「朝鮮半島の軍事的緊張が極度に先鋭化した現在の状況の下で、南朝鮮に集結したこの膨大な武力が実戦の行動へ移らないという保証はどこにもない」と主張した。

さらに、「たわいない侵略戦争演習騒動によって招かれる破局的結果に対する責任は、われわれとの軍事的対決を選択した米国が全的に負うことになるであろう」と警告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮人民軍板門店代表部の代弁人 合同軍事演習が招く破局的結果に対する全責任は米国が負うことになると警告

【平壌8月22日発朝鮮中央通信】朝鮮人民軍板門店代表部のスポークスマンは、米帝が南朝鮮のかいらい好戦狂らと結託してまたもやわが共和国を侵略するための「ウルチ・フリーダム・ガーディアン17」合同軍事演習を強行する道に入ったことに関連して22日、談話を発表した。

談話によると、今、南朝鮮占領および海外駐屯米帝侵略軍1万7500人余りと5万人余りの南朝鮮かいらい軍、7つの追随国武力はもちろん、48万人のかいらい行政府公務員と警察、民間武力、民間企業の人員だけでなく、米本土と太平洋作戦地帯内に展開されている米帝侵略軍の戦争殺人装備を投入して朝鮮半島に殺伐な戦争の雰囲気を醸成している。

看過できないのは、敵が「年次的」だの、「防御的」だのと大げさにけん伝しながらも、わが共和国を先制攻撃するための侵略戦争シナリオである「作戦計画5015」に従ってわが最高首脳部を「除去」するための「斬首作戦」と「秘密作戦」訓練、われわれの弾道ロケットに対応する訓練に重点を置いて、今回の演習を強行していることである。

談話は、朝鮮半島の軍事的緊張が極度に先鋭化した現在の状況の下で、南朝鮮に集結したこの膨大な武力が実戦の行動へ移らないという保証はどこにもないと主張した。

談話は、特に今、米帝侵略軍の頭目らが南朝鮮を訪れて戦争謀議をこらしているのは事態の重大さをいっそう倍加しているとし、次のように強調した。

去る8月13日には米統合参謀本部議長のダンフォードが、20日には米太平洋軍司令官ハリスと米戦略軍司令官ハイテンが南朝鮮に入り、続いてミサイル防衛局長グリブスも入ってきて戦争謀議をこらした。

今回の合同軍事演習を前後にしてわれわれに対する先制攻撃と侵略戦争を直接担当執行する米帝侵略軍の頭目らの相次ぐ南朝鮮訪問に関連して、内外の世論が深刻な懸念を表しているのは決して理由なきことではない。

たわいない侵略戦争演習騒動によって招かれる破局的結果に対する責任は、われわれとの軍事的対決を選択した米国が全的に負うことになるであろう。