ロジャー・フェデラー【写真:Getty Images】

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「ゴールデン・スタンダード」に匹敵する強さも、優勝の可能性を問われると…

 男子テニスの今季グランドスラム最終戦、全米オープン(8月28日開幕)はノバク・ジョコビッチ(セルビア)や錦織圭(日清食品)、スタン・ワウリンカ(スイス)らトップランカーたちに負傷欠場者が相次いでいる。その一方で、今年完全復活を遂げたロジャー・フェデラー(スイス)は今季3度目の四大大会制覇について、「そうなれば冗談のような話だね」と話している。米放送局「CNN SPORTS」が報じた。

 36歳のフェデラーは膝の負傷で欠場した2016年の後半戦から一転、今年は四大大会の全豪オープンとウィンブルドンを制するなど、ATPツアーを含めて計5勝をマーク。シーズン勝率は93.9%に上り、その圧倒的な強さは同局から「2004年から07年のゴールデン・スタンダード(全盛期)にも匹敵する」とまで絶賛されている。

 記事では、全試合ストレート勝ちで頂点に輝いたウィンブルドンについて、本人も「2週目の競争に参じるにあたっては上手くプレーしたと思っていた」とコメント。理想的な戦いができたことを誇っている。

 ただ、同時に今シーズン3度目、通算20度目となるグランドスラム優勝の可能性について問われると、「冗談のような話だね。私がもし1年間に3回のグランドスラム制覇となれば」と話し、このように続けている。

28日開幕の全米オープン、「ベストを尽くすチャンスがあるなら必ずトライする」

「私がコンディションをキープしているなら、全米オープンで上手くいくかもしれない。ただ勝利することはできるか? うん、その状況について私は現実主義にならなければならない。私はもう25歳ではないし、1年間に3つのグランドスラムを勝てるかは定かではない。2大会を制覇するのはとても大変なことだし、自分にとって十分すぎることだ」

 紳士で知られるフェデラーは謙虚な姿勢を貫いた。しかし、一方で「全米オープンでベストを尽くすチャンスがあるのなら、自分自身を整え、準備しておくことは必ずトライするよ」とも語っている。

 テニス界のレジェンドは36歳となって初めて迎えるグランドスラムで、どのようなプレーを見せてくれるだろうか。