日曜日に行われたブンデス開幕戦フライブルク戦において、先発メンバーのうち唯一のサプライズ起用といってよかったのが、鎌田大地がスターターに名を連ねていたことだ。確かに鎌田は、その1週間前に行われたDFBポカール1回戦エルンテブリュック戦でも先発していたが、しかしJリーグからきた若き日本人MFはそのとき4-4-2の右ウィングとしてプレー、だがフライブルクではハーラーと共に、2トップの一角を形成している。本来ならばブラニミール・ホルゴタが起用されるはずのポジションだ。

火曜日に行われたプレスカンファレンスにて、ニコ・コヴァチ監督はその理由について以下のように説明した。「大地を起用することによって、素早くシステムを変更させるチャンスが生まれるんだ。5-4-1や4-2-3-1などにね。後者の場合には、長谷部誠を前にスライドさせることにもなるよ。ホルゴタを起用するよりも、このためにはずっとやりやすい手法だったのさ。ホルゴタは右ウィングを得意とするわけでもないし、それはハーラーにも言えること。常にプランB、プランCを用意すべきだよ」

しかし最終的には、コヴァチ監督はフライブルク戦で2トップを崩すことはなく「大地はボールを扱うテクニックが素晴らしい。それにとてもうまくスペースの間をつくことができる、相手がうまくコントロールできないようなところへ動けるのさ。ただ残念ながら、そこで弾かれうまく対処できなかったけれどもね。そのためには彼にはまだ時間が必要だし、我々はそれを与えていく方針だ」とコメント。

確かにこの試合で鎌田は、幾度となく倒される場面が見受けられており、フィジカルの不足を露呈する結果に。またコヴァチ監督は鎌田を起用した理由について説明を行ったが、これが同時に次も鎌田の先発出場を保証するものとはいえないだろう。そもそもケヴィン=プリンス・ボアテングは、ベンチスタートとするために獲得したわけではなく、おそらく次節は今夏クラブ史上最高額の移籍金で獲得したハーラーとともに、オフェンスを牽引することが期待される可能性がある。

その一方ですでにオプションから外れているのが、ルカ・ジョヴィッチだ。確かに19歳のセルビア人は今夏の準備期間において、ペナルティエリアにおけるクオリティを示してはいたものの、コヴァチ監督は「ルカはボックスではいいのだが、しかしまだ守備面で課題をいくつか残している。まだ若いし成長を見せているところだ。時間を与えていくよ」と語った。