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 近年、コンサートホール、スタジアム、レストランなど不特定多数の民間人が集まる、警備が比較的緩やかな場所を狙ったテロが世界中で多発している。私たちにできることは、テロにあわないことをただ願うだけなのか。

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 世界中で高まるテロの脅威を背景に、リスク検知に特化したビッグデータの解析などを行っているエルテスが、テロや海外リスク情報の収集・分析などを提供する戦略子会社「エルテスセキュリティインテリジェンス」を設立した。業務開始は2017年9月1日を予定。

 これまでエルテスでは、国際会議やイベントにおけるリアルタイムのSNSモニタリングによるデータ分析を実施していたが、いつどこで起きるか分からないテロを懸念する利用者の声を多く聞いてきたそうだ。そこで、警備・警護分野に特化した専門性をもった外部パートナーとの連携を行っていくため、戦略子会社の設立という流れとなった。社長には元警察庁警備局長でサミット(主要国首脳会議)の警備を指揮した危機管理の第一人者である金重凱之氏を招聘。

 今後のサービス内容だが、ネット上にあるリアルタイムの現地のオープンソース情報の収集・分析。その集めた情報に基づいた警備計画の立案や、AIによる画像解析技術の活用、さらには会場警備に関するコンサルティング、万一事件が発生した際の対応方法指南など総合的な危機管理サービスを提供していく。

 日本企業の海外拠点、現地法人などの拠点数、在留邦人数はリーマンショック後も増加傾向をたどっている。日本企業がグローバル社会で勝ち続けるためには、危機管理をいかに万全にするかが今後のポイントとなっていくことだろう。